MDヘリコプターは2012年2月12日、オハイオ州コロンバス市警察からMD500E、1機を受注し1機をオプション受注、ミズーリ州カンザスシティ市警察からMD500Eを3機受注したと発表しました。
MD500Eは以前はヒューズ500(OH-6)と呼ばれていたタービン単発の小型ヘリコプターの最新型です。日本では海上自衛隊がOH-6DAの名称で練習機として使用しています。
コロンバス市警では今回の発注で13機目と14機目のMD500Eとなり、そのうち5機はテールローターが4枚で静かになったMD500Eを使用中です。
カンザスシティ市警は、1970年代と早い時期からヘリコプターを運用している法執行機関です。最初はヒューズ300で、次は軍払い下げのOH-6を使用してきました。今回は候補4業者の中から6ヶ月間の選定プロセスを経てMD500Eが選ばれました。機体には赤外線カメラ、映像伝送装置、ハイパワー・サーチライト、マッピングシステム、NVG対応コクピットなどが装備されます。
日本の警察機関では単発ヘリコプターが減ってきていますが、航空先進国であるアメリカでは導入コストも運用コストも低廉な単発機も活躍しているようです。