エアバス、中国にA330コンプリーション&デリバリーセンターを開設

エアバス、中国にA330コンプリーション&デリバリーセンターを開設

ニュース画像 1枚目:天津航空向けA330-200
© AIRBUS S.A.S.
天津航空向けA330-200

エアバスは2017年9月20日(水)、中国の天津にA330コンプリーション&デリバリー・センター(C&DC)を開設しました。エアバスは同社施設の世界的拡大と、中国との戦略的パートナーシップがさらに前進したとこの開設を位置付けています。また同日、C&DCから天津航空にA330-200の機体記号(レジ)「B-8596」が引き渡されました。

A330コンプリーション&デリバリー・センターは、天津のA320ファミリー最終組立工場と同じ敷地に設けられ、A330の引き渡しまで客室装備や塗装、飛行テスト、顧客への引き渡しなど最終工程の作業を担います。およそ150人の中国人スタッフが、トゥールーズのエアバス本社で訓練を受け、従事します。ヨーロッパ以外の地域に設けられるエアバスでは初のワイドボディ機向け施設となります。

C&DCはペイント工場と、航空機を3機を収容できる16,800平米の広さを持つ格納庫などで構成されます。A330 C&DCは250人以上のスタッフを雇用し、2019年初頭までに月間2機の引き渡しを予定しています。

9月20日のC&DC開設にあわせ、天津航空にA330-200が引き渡されました。このA330は中国とヨーロッパのスタッフがトゥールーズの工場で組み立て、装備を行いました。天津航空のA330はロールス・ロイスのトレント700エンジンを装備し、2クラス制の客室に260席を装備しています。

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