美保基地のC-2輸送機、11月に初の国外運航訓練 ドバイ・エアショー参加

美保基地のC-2輸送機、11月に初の国外運航訓練 ドバイ・エアショー参加

ニュース画像 1枚目:C-2輸送機
© 航空自衛隊
C-2輸送機

航空自衛隊は2017年10月6日(金)、美保基地所属のC-2輸送機による初めての国外運航訓練を実施すると発表しました。国外の空港とその周辺の飛行経路に習熟し、合わせて地域の特性を把握し、将来の国外運航時の部隊の任務遂行能力の向上を目的としています。1回目は11月8日(水)から11月17日(金)まで、ジブチ共和国、アラブ首長国連邦(UAE)など、2回目は11月25日(土)から12月1日(金)まで、ニュージーランドなどへ飛行する予定です。参加部隊は、航空支援集団の人員およそ20名です。

この国外運航訓練にあわせ、アラブ首長国連邦への寄航時に、アール・マクトゥーム国際空港と隣接するドバイ・ワールド・セントラル(DWC)で11月12日(日)から11月16日(木)に開催されるドバイ・エアショーで地上展示を行います。小野寺防衛相は10月6日(金)の記者会見で、C-2輸送機は主な軍用輸送機と比べ、能力や積載量で各国から関心が寄せられている機体との認識を示し、エアショーを通じて各国の関係者に技術力を含め、知ってもらいたいとしています。

なお、C-2を巡ってはUAE、ニュージーランドが検討していることが伝えられているほか、最近はAviation Weekで製造を手がける川崎重工が政府支援を受けアメリカにもプロモーション展開が伝えられています。小野寺防衛相はこうした認知を高めることと合わせ、訓練を通じて国際緊急援助、PKO活動、在外邦人を含む輸送業務の習熟を高めることは有意義なものとコメントしています。

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