三菱航空機、フェニックスで実施した自然環境下のMRJ極暑飛行試験を公開

三菱航空機、フェニックスで実施した自然環境下のMRJ極暑飛行試験を公開

ニュース画像 1枚目:JA24MJ、フェニックスで極暑飛行試験
© 三菱航空機
JA24MJ、フェニックスで極暑飛行試験

三菱航空機は2017年8月から9月の約1カ月間、アリゾナ州メサのフェニックス・メサ・ゲートウェイ空港を拠点に自然環境下の極暑飛行試験を実施しました。「MRJ Newsletter」の第28号でこの様子を紹介し、公開された画像ではコクピット部分と機体後部が黒色が施されています。

使用した機材は飛行試験機4号機「JA24MJ」で、8月12日(土)にモーゼスレイクからフェニックスへ移動、フェニックスからモーゼスレイクへの帰着は9月15日(金)でした。フェニックスでは最高気温42度と、自然環境下での極暑試験を実施したもので、2017年はじめにフロリダ州エグリン空軍基地のマッキンリー極限気候研究所で実施した試験の延長線上に位置づけられた試験です。

研究所の地上試験で得た試験データを評価し、環境制御システムが改善され、酷暑の中で飛行試験する準備を整え、今回の試験に望みました。三菱航空機はこの極暑試験が順調に進んだと紹介し、収集されたデータは今後、世界中のあらゆる温度条件で快適な乗り心地の提供をめざし、さらに改善を進めるために使用します。

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