ブラジルのエンブラエルは2012年2月28日、アメリカ空軍がA-29スーパー・ツカノをキャンセルしたことを遺憾とする声明を発表しました。
アメリカ空軍はアフガニスタン空軍に供与するLAS(Light Air Support aircraft)として、昨年末に20機のエンブラエルA-29スーパー・ツカノを採用することを決めていました。しかし、採用を争って敗れたホーカー・ビーチクラフトが選定過程に不正があったと提訴していました。
ホーカ・ビーチクラフトが売り込んでいたAT-6Bは、アメリカ空軍、海軍が多数採用しているT-6テキサンIIの発展型でした。
アメリカではここのところ軍用機の選定に関して、いったんは外国製の機種を採用しながら、国内企業の提訴により逆転することが続いています。