海上保安庁は、2017年12月28日(木)から2018年2月12日(月)まで、函館海上保安部所属の巡視船「つがる(PLH-02)」を、海賊対策のため、インドとマレーシアに派遣すると発表しました。「つがる」には、シコルスキーS-76Dが1機搭載されています。
海上保安庁では、2000年から東南アジア海域に巡視船や航空機を派遣しており、法の支配の基づく、自由で自由で開かれた安全なインド太平洋海域を実現するべく、各国との更なる連携・協力関係の推進を目指しています。
「つがる」は2017年12月28日(木)に函館を出港、2018年1月12日(金)にインド・チェンナイに入港します。インドのデリーでは、今回で17回目となる日印海上保安機関長官級会合の開催に合わせての入港になります。日本とインドの海上保安機関の長官は、会合終了後に、チェンナイに移動し、16回目となる海賊対処連携訓練を視察します。同訓練は、海上保安庁、インド沿岸警備隊、アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)情報共有センターにより行われ、スリランカ沿岸警備庁、モルディブ沿岸警備隊がオブザーバーとして参加する予定です。
その後、1月19日(金)にチェンナイを出港し、1月25日(木)にマレーシア・クアンタンに入港します。マレーシアでは、海上保安庁とマレーシア海上法令執行庁との間では、第3回目となる合同の海賊対処連携訓練が実施されます。マレーシア側からは、旧釧路海上保安部所属巡視船「えりも」である巡視船「バカン」が参加予定です。
「つがる」のクアンタン出港は1月31日(水)の予定で、2月12日(月)に函館に帰港する予定です。詳しくは、海上保安庁のウェブサイトを参照ください。