日本航空(JAL)は2012年3月25日から、手話ができる客室乗務員のバッジ着用、空港チェックインカウンターなどで指さしコミュニケーションができる案内ボードの配備をはじめます。
2011年2月にJALを利用した聴こえが不自由だった当時、高校3年生の声を受けて、今回のサービスが実現しました。高校生やその先生などから、航空会社の商品、サービスについて課題と改善提案を受けました。JALでは一連のサービスを「やさしいJAL」と命名してアピールします。
導入初日の3月25日は、羽田空港の国内線搭乗口で「手話バッジ」、「コミュニケーションボード」、「お飲み物メニューカード」を紹介、客室乗務員が手話通訳を実施して、「やさしいJAL」の取り組みが披露されます。
バッジを着用は社内手話インストラクターによる資格審査をクリア、または手話検定5級以上に合格した客室乗務員が対象です。手話検定4級以上は「手話」バッジ、手話検定5級レベルは「手話勉強中」バッジを国際線、国内線の乗務時に着用します。なお、JALの客室乗務員は年間600人近くが手話講座に参加しています。
なお、各種サービスについてはJALウェブサイト「JALユニバーサルデザイン」のページにまとめられています。