ブリュッセル航空は2017年に実施した路線ネットワークの拡大、未来への投資について、同社ウェブサイトで状況をまとめ公表しています。
ヨーロッパ路線では、トーマスクック・エアラインズ・べルギーの一部吸収と、ツアーオペレーター「トーマス・クック・ベルギー」との密接な協力によって、新たに26都市を同社ネットワークに追加し、ブリュッセル航空のレジャー分野での立場を強固なものにしています。
アフリカ路線では、いくつかの政治的危機にも関わらず強いパフォーマンスを見せ、搭乗者数は14%増で初となる100万人を記録しました。アフリカからの搭乗者の65%はブリュッセルを経由してヨーロッパ、アメリカへ接続しており、ブリュッセルが移動の中核となっていることが伺えます。
アメリカ、カナダ路線では、ニューヨーク、ワシントン、トロント線の3路線に注力しています。2017年前半はテロ警戒レベル3に引き上げられたため、アメリカからベルギー、またベルギー以遠の交通量に影響を受けましたが、後半から回復し、全体の搭乗者数は13.7%増となりました。
このほか、2017年4月に開設したインド路線では、同社初のアジア路線となるムンバイ線が搭乗率平均75%で、計画通りの運営状況となっています。なお、詳しくは、ブリュッセル航空のウェブサイトを参照ください。