川崎重工、Trent向け中圧圧縮機モジュール 累計1,000台を納入

川崎重工、Trent向け中圧圧縮機モジュール 累計1,000台を納入

ニュース画像 1枚目:Trent XWB向け IPCモジュール
© 川崎重工
Trent XWB向け IPCモジュール

川崎重工は2018年3月19日(月)、ロールス・ロイスが製造する大型民間機向けターボファンエンジン「Trentシリーズ」の中圧圧縮機モジュール(IPCモジュール)の納入累計が1,000台を達成したと明らかにしました。

IPCモジュールは、エンジンを構成する主要8モジュールの1つで、ファンから送り込まれた空気を昇圧し、高圧圧縮機に送り込む機能が有ります。8段のチタン合金製ディスクを溶接したドラムにブレードを取り付けたローター、内側にベーンを取り付けたケース、フロントベアリング支持構造などで構成され、その部品点数は約4,000点に及びます。

川崎重工は、2006年から兵庫県神戸市の西神工場でIPCモジュールを製造し、カワサキ・プロダクション・システム生産方式のもと、自社製ロボットやIoTの適用で高い品質を維持し、生産効率の改善につなげています。

ロールス・ロイスが製造するTrent1000エンジンで川崎重工は、モジュールサプライヤーとしてIPCモジュールの設計・製造を担当し、これ以降に開発、製造されている「Trentシリーズ」のIPCモジュールは同社が担当しています。

Trentシリーズは、Trent1000が787-8、787-9、Trent1000TENが787、TrentXWB-84がA350、TrentXWB-97がA350-1000、Trent7000がA330neo向けに提供されています。

メニューを開く