川崎重工業は2012年3月28日、防衛省から陸上自衛隊向けの新多用途ヘリコプター(UH-X)を受注したことを発表しました。
UH-Xは現有のUH-1Jの後継機となる多用途ヘリコプターで、2011年末に川崎重工業と富士重工業が提案書を提出していました。UH-1Jと同クラスの双発機で、低価格、低運用コストの機体が求められていました。
川崎重工案は同社が開発した観測ヘリOH-1をベースにした機体です。イメージ・イラストでは降着装置にスキッドを採用し、テールローターはOH-1と同じダクトファンを採用しています。
計画では平成26(2014)年度に試作機が納入され、その後約140機が生産されます。