日本航空(JAL)は、新たに中・長距離路線を運航する格安航空会社(LCC)の設立を検討している模様です。日本経済新聞が2018年5月8日(火)の夕刊スクープとして伝えています。この記事によると、路線としてはヨーロッパ、アメリカ本土に展開し、運航開始は2020年と東京オリンピック、パラリンピックにあわせる考えと伝えています。
JALは2018年2月に公表した「2017~2020年度 JALグループ中期経営計画 ローリングプラン2018」で訪日外国人4,000万人目標の達成に貢献、2021年度以降の次の成長へ繋げる戦略を描いていました。
特に成長への取り組みとして、「事業領域を拡げる」ことについてJALが蓄積したノウハウや顧客基盤をアセットとした成長事業を開拓・育成し、顧客、地域・社会に新たな価値を提供するとしています。また、超音速機開発や宇宙開発への参画を明らかにしていましたが、航空需要を喚起する格安航空会社の分野では、カンタス航空が設立したLCC、ジェットスター・ブランドへの出資に止まっていました。