日本貨物航空、6月16日から全便を一時運航停止 整備記録の不備発覚で

日本貨物航空、6月16日から全便を一時運航停止 整備記録の不備発覚で

日本貨物航空(NCA)は2018年6月16日(土)、日本時間6月16日の成田出発便から順次、運航を一時停止し、6月17日(日)の成田到着便ですべての運航を停止すると発表しました。NCAは4月3日(火)に成田空港で実施した747-8Fの機体記号(レジ)「JA14KZ」の機械部品への潤滑油補給について、整備記録に事実と異なる記載が判明したことを明らかにしており、これに伴う安全運航に伴う措置としています。

「JA14KZ」で発覚した整備記録の不備は、他機材の整備記録でも同様の事例があることが否定できないとしており、NCAは「安全運航を最優先する」として、保有する航空機の健全性が確認できるまで、すべての運航便を一時的に停止する判断に至りました。

なお、記録の不備など詳細は現在調査中としており、保有機の健全性の確認は少なくとも1週間程度が必要と発表しています。同社はこの事態を受け、「お客様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とコメントし、運航の再開に向けた安全確認に全力を尽くす姿勢を強調しています。

期日: 2018/06/16から
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