ピラタスのPC-24、未舗装滑走路へ着陸

ピラタスのPC-24、未舗装滑走路へ着陸

ニュース画像 1枚目:PC-24、ウッドブリッジ飛行場に着陸
© Pilatus
PC-24、ウッドブリッジ飛行場に着陸

ピラタス・エアクラフトは2018年6月22日(金)、PC-24で初めて未舗装滑走路への着陸を実施したと発表しました。PC-24は2017年12月、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明を取得しており、現在は未舗装の滑走路での操作を重視した認証後のテストプログラムを進めています。「ラフフィールド」での離着陸の認定は、2018年第4四半期を予定しています。

試験は、ロンドン北東の旧イギリス空軍基地のウッドブリッジ飛行場を使用しています。ピラタスはおよそ2週間に渡り、ウッドブリッジ飛行場で未舗装滑走路での離着陸時の性能を確認します。これにより、PC-24はおよそ2倍の飛行場へのアクセスが可能になります。PC-24は当初から、いわゆるオフロードの飛行場へ対応する設計が組まれており、これにより幅広い柔軟性と新たな機会をもたらします。

ピラタス・エアクラフトは型式証明を取得し、アメリカとヨーロッパの顧客に5機を引き渡し済みで、2018年末までに23機を納入する計画です。また、受注顧客のうちオーストラリアのロイヤル・フライング・ドクター・サービス(RFDS)向けに、2019年にも納入する予定です。同社は、未舗装の短距離滑走路でPC-24を使用する計画です。

ピラタスは現在、PC-24の受注を受けていませんが、2019年から再び新規受注を再開する予定です。これにより、PC-24の能力を最大限に発揮する短距離の未舗装滑走路の離着陸の能力と、貨物ドアを標準装備したビジネスジェットとして、その能力を最大限に発揮します。また、ビジネスジェットだけでなく、救急医療やその他の特別な任務にも対応していきます。

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