スホーイSu-35、500回目のテスト飛行を実施

スホーイSu-35、500回目のテスト飛行を実施

ロシアのスホーイは2012年4月4日、Su-35が500回目のテスト飛行を実施したと発表しました。パイロットは2008年2月にSu-35を初飛行させたロシアのヒーロー、セルゲイ・ボグダン(Sergei Bogdan)大佐でした。

現在Su-35は統合国家試験(Joint State Tests)の最中で、今年の3月にはSu-35Sの量産4号機が試験に投入されました。Su-35-1と-2は機動性や安定性、エンジン、航法システム、搭載機器類の基本的な試験を完了しています。

Su-35は地表高度で最高時速1,400キロ、高度18,000メートルで最高時速2,400キロに到達しました。そして、レーダーは空対空モードで400キロ先の目標を捉えることができ、光学センサーは80キロ先の複数の目標を探知・追尾することができます。これらは現用戦闘機でもトップクラスのもので、実戦的な試験を受ける段階に達しています。

スホーイによると、Su-35/Su-35Sは第4世代と第4世代プラスの戦闘機、ラファールやタイフーン、F-15、F-16、F/A-18、F-35を凌駕し、F-22Aに対抗し得るとしています。

Su-35Sは2015年までに48機をロシア国防省に納入するため、KNAAPO(Y.A.Gagarin Komsomolsk-on-Amur Aircraft Production Association)で量産が始まっています。

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