ヨーロッパの格安航空会社(LCC)、ライアンエアは2018年7月25日(水)、役員会でダブリン拠点に配備する航空機をポーランドに配備替えすることを決定しました。ダブリン拠点は2018/19年冬スケジュールで、当初計画の30機から24機となります。
ダブリンで削減する機体は、ポーランドでチャーター事業を展開するライアンエア・サンに配備します。ライアンエア・サンのチャーター事業は急速に成長しており、2018年夏スケジュールで5機のところ、2倍以上の10機超の機材を提供する予定です。
ライアンエアはダブリン拠点で、就航する路線の削減はほとんどないと説明していますが、一部の路線は便数が減少する可能性があると明らかにしています。今回の決定は、アイルランドでのパイロットのストライキ、それに伴う運航スケジュールの信頼性、消費者の信頼が損なわれているとし、暗に需要がやや減少していることを示唆しているとみられます。
また、ダブリン拠点のパイロット100名以上、客室乗務員200名以上を対象に協議を開始するとしています。ライアンエアはダブリン拠点の配備機数の削減は残念としつつ、ポーランドなどで成長する市場に現在より多くの機材を配備し、機会を生かすとコメントしています。