スイスでユンカース墜落、搭乗者全員が死亡 高温の気象状況も影響か

スイスでユンカース墜落、搭乗者全員が死亡 高温の気象状況も影響か

ニュース画像 1枚目:墜落したJU-52、HB-HOT
© Kantonspolizei
墜落したJU-52、HB-HOT

ユンカースを運航するスイスのJUエアが保有する機体記号(レジ)「HB-HOT」が、2018年8月4日(土)、アルプス山脈のピーツ・ゼーグナス、標高およそ2,540メートルで墜落しました。当日、この機体はロカルノを16時10分に離陸し、デューベンドルフに向かう途中、現場で16時55分ごろに墜落したとみられます。

墜落当時、乗客17名、乗員3名が搭乗しており、20名全員が死亡しました。墜落原因については、カントン警察、スイス事故調査委員会が調査を開始しています。JUエアは、この事故を受け、すべての機種での運航を停止しています。

現地での報道によると、ヨーロッパでの気温上昇が飛行性能に影響を与えたとの専門家の見解も伝えています。当時、この機体は62歳、63歳の機長らで運航されており、いずれも空軍での経験を経て、民間機でA330やA340などラインパイロットとしての経歴もあるベテランが操縦桿を握っていたと伝えています。

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