原子力総合防災訓練、大飯原発などで実施へ 兵庫・福井・京都が参加

原子力総合防災訓練、大飯原発などで実施へ 兵庫・福井・京都が参加

原子力総合防災訓練が2018年8月25日(土)と8月26日(日)の2日間、福井県に所在する関西電力の大飯発電所と高浜発電所での緊急事態を想定して実施されます。国や福井県、京都府、滋賀県、兵庫県、関西広域連合などの地方公共団体、関係機関などが連携し、広域避難訓練を行います。

訓練の想定は、大飯発電所3号機が京都府北部を震源とした地震による外部電源喪失後、原子炉冷却材の漏えいが発生、設備故障で非常用炉心冷却装置による原子炉への全ての注水が不能となり、全面緊急事態の状況です。高浜発電所4号機では、送電線事故による外部電源喪失後、蒸気発生器への給水が不能になったことに加え、設備故障で非常用炉心冷却装置による原子炉への注水ができなくなるといった全面緊急事態も想定されます。

訓練は自衛隊、警察、消防、原子力規制委員会、関西電力など191機関、約21,600人が参加し、迅速な初動体制の確立訓練、中央と現地組織の連携による防護措置の実施方針等に係る意思決定訓練、府県内外への住民避難、屋内退避等の実動訓練を重点に置いて行われます。このうち、関係地方公共団体が参加主体となる訓練では、UH-1ヘリでの映像配信や航空自衛隊のUH-60Jでモニタリングを行い、国と関係地方公共団体との間で情報共有を行います。

詳しくは、兵庫県、または内閣府のウェブサイトを参照ください。

※当初配信のタイトルに誤りがありました。修正して改めて公開しています。

期日: 2018/08/25 〜 2018/08/26
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