航空会社 JAL (日本航空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- JL | JAL
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.08 [8,376件]
- アライアンス
- ワンワールド
搭乗レビュー
#599 (I444) 急いでくれ JALの翼! 緊急帰国
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
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総評
羽田到着後病院に直行しなければならない事案が発生、一時帰国の途に就きます。定時運行を願いこの身をJALの翼に託し、機上の人となりました。
【チェックイン】
今回はいつもの旅立ちの高揚感はありません。到着後に備え余力を残しておきたいのでビジネスクラスへアップグレード、到着後直ぐに降機できるよう前方の3Kをアサインして貰いました。
【ラウンジにて】
タンソンニャット空港のO/WとS/A共用のRose C.I.Pラウンジは現在改装中。代わりにAPRICOTなるラウンジに案内されましたが、ここが取って付けたような安っぽい作りで全く寛ぐことができません。心配事があってもお腹は空きます。フォー1杯だけいただき、早々にラウンジを後にしました。
【搭乗】
18番ゲートから搭乗。出発予定時刻23:25に対し搭乗開始時刻は23:05、ドア・クローズは23:20。順調な滑り出しです。流石は定時運航率トップの日本航空です。
【搭乗機・機材コンディション】
機番JA834J B787-846。2013年05月 初飛行、同年06月JL登録、機齢3.2歳。コンディションに全く問題はありません。コンフィグはE01、エンジンは2 x GEnx-1B64
【機内概況・座席(シート)】
搭乗機E01はSS8仕様ではなく、シートはShell Flat Neoとなります。羽田/ホーチミン間には2015年03月までSS6が投入されフルフラット・シートで快適に移動できたことから、個人的には少し残念な機材変更との印象を持っています。この点は復路のレビューで詳しく触れたいと思いますが、先行してSS6の搭乗レビューを以下ご参考に供します。
#546 (I395) 機材変更で乗り納めか? SS6 ビジネスクラス
#547 (I396) SS6ビジネスクラスでの大失態
【機内食・ドリンク】
日本のFSCの機内食の神髄と言ったらやはり和食でしょう、と思いきや…
メインは、メニュー上「サーモン塩焼き ご飯添え」でしたが、
実態は、「ご飯と野菜の煮物、サーモンの塩焼き添え」でした。
サーモンのポーションが小振り過ぎで、しかも焼き物というよりはベシャっとした蒸し物のような仕上がり。日本航空の機内食に大いに期待するユーザーとしては残念です。
料理監修は六本木「ウルフギャング・パック」の総料理長だった御仁のようです。ウルフギャング・パックは以前訪れたことがあり創作カリフォルニア料理としては楽しめましたが、この機内食の仕上がりを見る限り和食への愛着と造詣は感じられません。
その他のお品は、
・玉子焼き 鶏八幡巻き
・オクラと人参の煮物
・ほうれんそうのお浸し
・ささみとベーコンのしそ巻き
・果物盛り合わせ
でした。
カトラリーはお箸とスプーンのみ。カットフルーツを箸で摘まませる不作法はどうか、とも思いました。
信州ぶどうジュース ナイアガラは上質で一矢報いました。
【エンターティメント】
使用せず。食事と森伊蔵購入時以外は睡眠を貪りました。
【トイレ・洗面台】
今までJALのCクラスのトイレが散らかっているのを見たことがありません。
【総評】
7分遅れの到着でしたが概ね快適なフライトでした。降機からランドサイドに出るまでの所要時間は10分程度でした。
病院に到着するとクランケは手術室に入った後で、事前の面会は叶いませんでした。然し乍 術後の経過は順調、現在は退院し元気に過ごしており、ほっとしています。
余談でございますが。
【チェックイン】
今回はいつもの旅立ちの高揚感はありません。到着後に備え余力を残しておきたいのでビジネスクラスへアップグレード、到着後直ぐに降機できるよう前方の3Kをアサインして貰いました。
【ラウンジにて】
タンソンニャット空港のO/WとS/A共用のRose C.I.Pラウンジは現在改装中。代わりにAPRICOTなるラウンジに案内されましたが、ここが取って付けたような安っぽい作りで全く寛ぐことができません。心配事があってもお腹は空きます。フォー1杯だけいただき、早々にラウンジを後にしました。
【搭乗】
18番ゲートから搭乗。出発予定時刻23:25に対し搭乗開始時刻は23:05、ドア・クローズは23:20。順調な滑り出しです。流石は定時運航率トップの日本航空です。
【搭乗機・機材コンディション】
機番JA834J B787-846。2013年05月 初飛行、同年06月JL登録、機齢3.2歳。コンディションに全く問題はありません。コンフィグはE01、エンジンは2 x GEnx-1B64
【機内概況・座席(シート)】
搭乗機E01はSS8仕様ではなく、シートはShell Flat Neoとなります。羽田/ホーチミン間には2015年03月までSS6が投入されフルフラット・シートで快適に移動できたことから、個人的には少し残念な機材変更との印象を持っています。この点は復路のレビューで詳しく触れたいと思いますが、先行してSS6の搭乗レビューを以下ご参考に供します。
#546 (I395) 機材変更で乗り納めか? SS6 ビジネスクラス
#547 (I396) SS6ビジネスクラスでの大失態
【機内食・ドリンク】
日本のFSCの機内食の神髄と言ったらやはり和食でしょう、と思いきや…
メインは、メニュー上「サーモン塩焼き ご飯添え」でしたが、
実態は、「ご飯と野菜の煮物、サーモンの塩焼き添え」でした。
サーモンのポーションが小振り過ぎで、しかも焼き物というよりはベシャっとした蒸し物のような仕上がり。日本航空の機内食に大いに期待するユーザーとしては残念です。
料理監修は六本木「ウルフギャング・パック」の総料理長だった御仁のようです。ウルフギャング・パックは以前訪れたことがあり創作カリフォルニア料理としては楽しめましたが、この機内食の仕上がりを見る限り和食への愛着と造詣は感じられません。
その他のお品は、
・玉子焼き 鶏八幡巻き
・オクラと人参の煮物
・ほうれんそうのお浸し
・ささみとベーコンのしそ巻き
・果物盛り合わせ
でした。
カトラリーはお箸とスプーンのみ。カットフルーツを箸で摘まませる不作法はどうか、とも思いました。
信州ぶどうジュース ナイアガラは上質で一矢報いました。
【エンターティメント】
使用せず。食事と森伊蔵購入時以外は睡眠を貪りました。
【トイレ・洗面台】
今までJALのCクラスのトイレが散らかっているのを見たことがありません。
【総評】
7分遅れの到着でしたが概ね快適なフライトでした。降機からランドサイドに出るまでの所要時間は10分程度でした。
病院に到着するとクランケは手術室に入った後で、事前の面会は叶いませんでした。然し乍 術後の経過は順調、現在は退院し元気に過ごしており、ほっとしています。
余談でございますが。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 3K
- 搭乗クラス
- C
- 区間マイル
- 2,706
- 出発予定時刻
- 23:25
- 搭乗時刻
- 23:05
- 出発時刻
- 23:20
- 飛行高度
- 10,058m
- 飛行速度
- 907km/h
- 到着予定時刻
- 06:55
- 到着時刻
- 07:02
- 予定飛行時間
- 5:30
- 出発空港 天気・気温
- ☂
- 出発ゲート・スポット
- 18
- 離陸滑走路
- 25L
- 離陸時刻
- 23:37
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 到着ゲート・スポット
- 147
- 着陸滑走路
- 34L
- 着陸時刻
- 06:57
コメント
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westtower様
HB-JMBでございます。
ご心配事をかかえてのフライトお疲れ様です。
>しかも焼き物というよりはベシャっとした蒸し物のような仕上がり。<
この原因として考えられることは、機内のギャレーではおそらくスチームオーブンで再加熱するものと思われ、ケータリングではそれに合わない方法で調理されているためと推測されます。
ANAのビジネスクラスでご飯を炊く際はスチームオーブンとのことですから、たぶんJALでもビジネスクラスでは設備面ではスチームオーブンと思われるため、このように記載した次第です。毎度手前味噌で恐縮ですが、小生の以下のレビュー【機内食ドリンク】のところをご参考にしていただければと思います。
http://flyteam.jp/airline/ana/review/22726
ケータリングでアントレを調製する際、通常は普通のオーブンで再加熱する想定なので、加熱時に乾燥することを想定して水分含有量を普通の食事より多めにするはずです。ところが、このメニューをJALのビジネスクラスではスチームオーブンで再加熱するため、アントレ調製時に水分含有量は少なめで搭載すべきところ(ご飯は硬めに炊いた状態)、通常のオーブンで加熱するつもり(つまりご飯はやわらかめ)で調製してしまったことが原因と思われます。
また、監修シェフとケータリングでどのような打ち合わせをしているかは分かりませんが、監修するシェフが、地上と同じ味付けでは与圧の関係で薄味に感じるとか、半調理されたものを機内で再加熱するため、食材や調理方法が限られるという機内食提供の要点を知らないままメニューを提案し、それにケータリングものっかってしまっているというような例も残念ながら少なくはないとも言われております。余談ですが、JALといえば、世界初の機内用カップめんうどんですかいがありますが、あれは、日本の某大手食品メーカーと共同で機内の環境に合うように試行錯誤しようやく機内で提供できるものができあがったといわれているくらいです(このカップめんは機内再加熱はしないですが、それでも大手食品メーカーといえでも、相当に研究して挑んだようです)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B%E3%81%84
そんなわけですから、(特に、上級クラスの顧客を満足させることができるような)機内での食事というものは、食品のプロといえどもそんなに簡単にできるわけではないことが伺えます。ケータリング会社での総料理長だとかメニュー考える部門の責任者というのは、エコノミークラスの機内食といえども、地上にはないさまざまな制約が存在し、それをクリアしたメニューを考えて調製してとなれば、やはりそれなりの「つわもの」でないと務まらないのではと思われます。
もしかすると、監修シェフの肩を持つわけではありませんが、監修シェフとケータリングとの打ち合わせがよくなく、機内でおいしく提供するのが難しいメニューを選択してしまった可能性
もあります。
余談で恐縮ですが、ご参考までに。HB-JMB
こんにちは。搭乗レビュー拝見いたしました。
photoclub0506jalでございます。
HB-JMB先生のコメントにうどんですかいについての記述がありましたが、私もうどんですかいやらーめんですかいといったJALUXの「JALですかい」シリーズにおけるカップ麺が機内の環境に合わせて作られているとは初めて知りました。私も今度機内で食べてみたいと思います。
余談ですが、JALの機体を含むGEnxエンジン搭載の787はエンジンへの着氷を防ぐため、積乱雲を避けて飛行しなければならないようです。
青組の787、本当にトラブルが多いですね。
最後になりましたが、心配事を抱えての787でのフライト、本当にお疲れ様でした。
HB-JMBさん、こんにちは。
機内食の評価を比較する上で以下貴レビューは大変参考になりました。
http://flyteam.jp/airline/ana/review/22726
お写真を拝見すると、ANA機内食でお召し上がりになられた鰆も銀鱈もメインディッシュ然とした風格と主張があり、且つベシャっとした仕上がりには見受けられません。
スチームオーブンでの再加熱という制約、地上の厨房とは勝手が違う事は理解したうえで、今回のJALの機内食メインである「サーモン塩焼き」について、一言申し上げたいのは以下の通りです。
・メインのポーションが一番少量でキャセロールの端にちょこんと置かれた様はまるで添え物であった。
・蒸した野菜(白菜だかキャベツ)に包まれて提供される焼き魚?は、焼き魚の美味しさである表面のパリっと感と香ばしさがスポイルされている。仕上がりとしてはまるで蒸し物であった。
・和食のメインとして堂々と「サーモン塩焼き」とメニューに謳われているのは優良誤認の懸念。「サーモン蒸し物 添え」であれば表記上違和感なし
評価がちょっと厳しすぎるのではとお感じになられるかもしれませんが、大好きな日本航空への期待の表れ、として述べさせていただいた次第です。
この度は我が身の御心配をいただき有難うございます!
photoclub0506jalさん、こんにちは。
HB-JMB先生による「JALですかい」シリーズの開発うら話は興味深かったですね。私も今度意識して食べてみたいと思います。
GEnxエンジンの問題はまだ根本的に解決していなかったのですね、情報有難うございます。
RR Trentエンジンもトラブル続出ですし、消去法的にトラブルの報告の少ない(目立たない)P&W、CFM、IAE等のエンジン搭載機を選んで乗る極端なご時勢?にはならないとは思いますが...
早く不安を払拭してもらいたいものです。
この度は我が身の御心配をいただき有難うございます!
westtower様
毎度のごとく、どうも舌足らずなコメントばかりですみません。HB-JMBでございます。
舌足らずなコメントてご心配事が増えなければよいのですが・・・。とりあえず、ケータリングの技術的なことはさておき・・・
>「サーモン塩焼き」とメニューに謳われているのは優良誤認の懸念。「サーモン蒸し物 添え」であれば表記上違和感なし<
エコノミーの特別食では、メニュー表記をすると「何々のグリル」なのだろうが、スチームオーブンではなく普通のオーブンで再加熱しているにも関わらず実態は「何々の蒸し焼き?」というケースは往々にして経験しております。ただし、それが「ビジネスクラス」の普通食でメニューでというのでは表記上違和感があるという点は確かにそのような気はします。
>評価がちょっと厳しすぎるのではとお感じになられるかもしれませんが、・・・<
上級クラスの食事としてはちょっと貧相なのでは?とほとんど上級クラスの経験のない私でも感じてしまう点がありますから、westtower様がお感じになる「評価が厳しすぎる」というのは写真を拝見すると私も(上級クラスとしては)「厳しい評価」になるような気がしております。
そのような印象を持つ点は私は別のところに感じています。アントレ写真を改めて拝見したところ、おかずとご飯が一緒に盛られているにもかかわらず、おかずの汁がご飯にしみないような措置がなされていない点が気になったおります。全日空の長距離線ビジネスクラス(前にコメントした搭乗レビューをご参考にしていただければと思います)のように、ご飯とおかずを別の皿(ご飯はお椀?)で提供するか、それが無理でご飯とおかずを1つの皿に盛るのなら、2006年当時の全日空欧州線エコノミークラスのように、おかずの汁がご飯にしみないように、おかずの下に紙を敷いた方がよいのではと思われます。そのときの全日空エコノミークラス欧州線成田搭載の第1食目(昼食普通食)の写真のURLを毎度のごとく手前味噌で恐縮ですが、以下に記します。
http://flyteam.jp/airline/ana/review/30106/164191
今のエコノミークラスの機内食では上記の写真のように手の込んだことはもはやしない(できない)のかもしれません。しかし、上級クラスを利用される方であれば、上述の配慮が足りないことにより食事全体のサービスの満足度が低くなることは(基本的にエコノミーしか使わないビジネスクラスのサービスはこうした搭乗レビューとか雑誌のレポでしか知らない私ですら)考えつきそうなことですから、JALが上級クラスの食事で「和食」にこだわりを持つんだったら、そうした細かいことまで配慮があってしかるべきなのではという気はしております(「ビジネスクラスであれば」、という前提です。ただし、ホーチミンシティーのケータリングが日本からの技術指導によってそこまで対応できる能力があるかという問題は検討される必要はありましょうが・・・)。
原因が複数の部署にまたがる上、実際その座席でサービスを受けてみないと本社の人でもなかなか問題が浮かび上がりにくいという問題があること、そして悪い口コミはよい口コミより広がりやすいという人間の心理の問題もありますから厄介ではありますが、確かに解決されてほしいことの1つだとは思われます。
長々と恐縮ですが。HB-JMB
photoclub0506jal様、westtower様
コメントありがとうございました。HB-JMBでございます。
英語サイトなどでみてもGEnXエンジンの例の積乱雲問題は解決した旨の記述はまだ見当たらないようですが、徐々に日系の東南アジア線や東南アジアのキャリアで使われているところを見ると、リチウムイオン電池のように技術的には完全な解決策は見出していないまでも、「実用的な対策」というのがひょっとすると何かあるのかもしれません(私の推測で恐縮ですが・・・)
Trent系列は787のTrent1000でも先日全日空機がブレードが飛散するトラブルがありましたが、過去にはカンタス航空運航のA380搭載のTrent900のエンジンがシンガポールで爆発して緊急着陸というトラブルもあったようです(こちらは改修を行ったようです)。Trent800シリーズでも、BAのB777-200ERで(後の調査で整備時の部品取り付けミスにより)北京発ロンドン行きの便がロンドンへの最終着陸時にエンジンが2基とも停止するというトラブルもあったようです。
P&W機も先日羽田で起きた大韓航空B777-300の離陸中止事故はPWエンジン(PW4090)搭載機で、今のところ原因は発表はされていないはずですが、PWエンジンになんらか欠陥があった可能性も現時点では否定できないはずです(羽田空港で起きたため、日本の運輸安全委員会が調査権限を持ち、発表は日本語がベースとなりますから、日本語話者にとってはには報告書が母語で読めるという利点はあります)。ちなみに大韓航空はPW社でJT9Dから互換性の低いPW4000シリーズになってもPW社エンジンを選べるときにはPW社を主に使っているキャリアで、「大韓航空といえばPWエンジン」といったところです(余談ですがボーイングの下請けの顔もありますが・・・。ちなみにPWエンジンの選択ができないB777-300ERではGE90エンジン、747-8ではGEnXではありますが・・・)。
いま一番安定的に運用できているとされているのは、たとえばCFM56あたりではと思われます。といっても1988年5月24日にはTACA航空に納入されて2週間ばかりのB737-300で大雨の中ニューオーリンズにアプローチ中、エンジンに水を吸い込んだものの、エンジン内の排水機構が不良のため、エンジン停止していまう(TACA航空110便事故)のようなトラブルもあったりはしますが、それについては早期に改修されたと言われております。それとかCF6系列あたりがトラブル報告は少ないのかもしれません。GE90も最近では安定しつつあるとは言われていますが、エンジンの直径大きいため、スペアのエンジンは分解しないとB747貨物機では運べないという根本的な問題はあり、その分普段のメンテナンスコストがかかると言われております(最近はB777-300ER/200LR/-200Fではこのエンジンしか選べず、生産台数が増えているので今はそれほどでもないかもしれませんが)
IAEエンジンとして、重篤な構造的なトラブルはないとはされますが、整備作業を行う現場では整備性がいまいちという噂はあるとされています。それなのか(?)、最近LCCがA320を導入すると、V2500系列の方が少数派だったりしますし、A320neoで、CFM社のLEAP-1AかPW社のPW100G-JMからの選択となり、とうとうV2500シリーズはneoでは選択できなくなってしまったりとMD-90あたりに採用されていたことの勢いとは程遠い状態であります。
他エンジンでもざっと書いただけでも上述のようにトラブルは意外と?あるので、一時的に騒がれることはありましょうが、長期的には「P&W、CFM、IAE等のエンジン搭載機を選んで乗る極端なご時勢?にはならない」のだろうとは(過去の経験上は)思われます(というよりそうならないことを信じております)。
またしても長々と恐縮で、心配事がふえなければよいのですが・・。HB-JMB
HB-JMBさん
機内食の件、ご賛同を得て心強い限りです。
以下貴参考レビューは、当時のANAの機内食に対する真摯な姿勢が伝わって参ります。
http://flyteam.jp/airline/ana/review/30106
貴重なB4の搭乗レビューとしても楽しませていただきました。
情報ご提供、又追加コメントいただき有難うございました。
HB-JMBさん
そういえば、5月のKE HL7534のエンジンが起因と疑われる重大インシデントのことを失念していました。P&Wエンジンの採用数とインシデント率を検証した上で、トラブルが少ないという印象を改める必要があるかもしれません。
ご指摘有難うございました。