Rating: 5
Author: Eckky

航空会社 JAL (日本航空)

第2次大戦後の1951年8月1日設立。1951年10月25日...

国: 日本
IATA | ICAO: JL | JAL
メンバー評価: 搭乗レビュー 4.08 [8,365件]
アライアンス: ワンワールド

搭乗レビュー
国際線機材（B767-300/ER）を堪能した国内線フライト

航空会社: 日本航空
便名: JL577
エコノミー

搭乗日: 2022/08
路線: 羽田(東京) → 帯広

機体記号: JA653J
機材: Boeing767-300ER

総評：5: 5ッ星

機内食・ドリンク: 5ッ星
座席（シート）: 5ッ星

エンターティメント: 5ッ星
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 5ッ星
機内清潔さ: 5ッ星

地上サービス: 5ッ星
コストパフォーマンス: 無評価

口コミ投稿者: Eckkyさん

アクセス数: 2,636
投稿日: 2022/09/19

総評

　所用のためいつもの帯広へ。数年続いた所用も今回でひと段落するためしばらく帯広には来ないかもしれません。そう思い、せっかくならと出発時間は遅くなりますが、B767-300/ERの国際線機材が投入されているJL577便を選択しました。

　羽田＝帯広線は、この日はJALが4往復8便（羽田発はJL573、575、577、579便）、エアドゥが3往復6便（羽田発はHD61、65、67便）運航されていました。使用機材については、エアドゥは6便ともボーイング737-700型機であるのに対し、JALはJL575便とその折り返しのJL572便のみボーイング737-800型機で、それ以外はボーイング767-300型機でした。このうち、私が搭乗したJL577便と折り返しのJL574便のみ「国際線仕様機材」の767型機がアサインされていました。

　JAL便は2022年2月に搭乗した際は2往復4便に減便していましたが、ようやく通常ダイヤに戻ったようです。なお、この日は中部＝帯広便もボーイング737-800型機で1便運航されていました。航空需要が回復してきた限りで喜ばしいです。

　国内線向けの767は787やA350に置き換えが進んでいるため、767自体に徐々に乗れなくなっていくことが予想できます。そのため、ご迷惑にならぬよう機内の様子を撮影させていただきました。結果として客室乗務員の方に飛行機好きですか？と聞かれ、降機時に少しだけ機内を案内していただくことができました。お世話になりました。

【機内食・ドリンク】
　離陸して約35分後にドリンクサービスが回ってきました。ブドウとモモになったスカイタイムをチョイスしました。

【座席（シート）】
　国際線使用機材は、国内線とはシートの種類が異なります。エコノミークラスは白とグレーの縦縞模様のデザインで、初見の印象としては1世代前でやや古く感じられます。クラスJシートとなっていて国際線の際には「JAL SKYRECLINER」として呼ばれるシートは黒の市松模様でこちらは高級感が感じられます。ただ、国内線のシートも進化しており、国内線の水準と比較しても少し古く感じられます。
　シートピッチは標準的なもので狭くもなく、特別広くもありませんが、脚を組もうと思えば組める広さです。
　国内線のシートの進化が10年に一度あるのに対し、国際線の方が更新頻度が少なく、2010年のシートとはいえあと10年このままでは他社に見劣りしそうです。

【機内スタッフ】
　機内を撮影していたところ、飛行機好きとバレまして、客室乗務員の方に降機時に機体中央のギャレーのオーブンとバシネットを見せていただきました。また、お土産としてA350のモデルプレーンとぬいぐるみの小さなキーホルダー（スマートフォンの画面吹きにとしても使えるそうです）を頂戴しました。お土産までいただいたのは初めてです。ありがとうございました。
　また、国内線機材も国際線機材も乗務上の資格をお尋ねしたところ、同じだと話していました。

【エンターティメント】
　エコノミークラスでは、前方のシートにモニターが付いています。映画・ビデオ、オーディオ、ゲーム、フライトマップなどが楽しめます。モニターの下についているコントローラーでも操作できます。

【トイレ・洗面台】
　使用していません。

【機材コンディション】
　2010年12月に導入された機材でした。シートが若干年季が出ている以外は不具合や古さは感じられず、清潔でした。

【空港サービス】
＜羽田＞
　自動手荷物預入機の使用には慣れてきましたが、周囲を見ると操作に戸惑っている方がいつもいらっしゃいますね。保安検査場での手荷物検査機が新しくなっていましたね。これまでは荷物を数個のトレーにわけて載せていましたが、トレーがとても大きくなり、1個のトレーで済むようになりました。しかも後から知りましたが、パソコンやペットボトルもカバンに入れたままでいいようです。だとしますと非常に楽ですね。
＜帯広＞
　降機時に客室乗務員の方と少し話してからターンテーブルに行ってもまだ回転していませんでした。ターンテーブルが動き出すのには時間がかかりますね。

【運賃】
個人旅行包括運賃（JALパック）。

【総合評価】
　降機時に客室乗務員の方が積極的に機内を案内してくださるので、折り返し便の準備は大丈夫なのだろうかとこちらが不安になるほどでした。しかしながら、おかげさまでオーブンの中やバシネットも見ることができましたし、お土産もいただくことができました。コロナ禍なのであまり機内で会話をすることができないのが残念ですが、今度はもう少しお話しもしてみたいところです。