VORは、滑走路の軸線上じゃないんですね。 - 日本エアコミューター (JAC) 搭乗写真・画像

航空会社 日本エアコミューター (JAC)

2024年04月20日に撮影された日本エアコミューター (JAC)の航空機写真

© IL-18さん

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日本
IATA | ICAO
JC | JAC
アライアンス
ワンワールド

搭乗レビュー
本年ラストフライトは、メールにて機材変更?のため座席が変わるとの連絡が届いたものの・・・。追記あり)バスゲートが便利に!コウノトリ但馬>伊丹

航空会社
日本エアコミューター
便名
エコノミー
搭乗日
2019/12
路線
但馬 → 伊丹(大阪)
機体記号
JA04JC
機材
ATR ATR-42-600
総評:4
4ッ星
口コミ投稿者
meisterさん
投稿日
2020/01/01

搭乗写真:搭乗時の写真一般

写真の種類:搭乗時の写真一般
VORは、滑走路の軸線上じゃないんですね。
アクセス数:64

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  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    本日のルートです。真っ直ぐですね。

総評

ATR以外の機材が来る事などないと思いますが、一体どういうことなのか思いました。代わりにSAABが来てくれるならそれはそれで嬉しいですが、あるいは42ではなく72ならレアだと思いましたが、JALのWebサイトで確認しても、機材に違いはありません。
じゃ、機材変更って、何?

さて、屋上のデッキで到着... 続きを見る

コメント

  • 2020/01/01 17:59:09

     meister様
     たびたびすみません、HB-JMBでございます。

     >VORは、滑走路の軸線上じゃないんですね。<
     というより、VORは滑走路の軸線上になくても一定の精度で航空機を誘導することが可能です。ただし、計器着陸装置(ILS)で横方向の情報を提供する「ローカライザ」、俗に縦方向の情報を提供する「グライドスロープ」の位置情報の精度よりは低くなります(ILSを構成するものとして本当は滑走路からの距離を示す「マーカービーコン」もしくは空港内あるいは近傍に置かれる小型のDME(距離測定装置。一般にはT-DMEといわれるもの)もありますが(最近では上記の距離を特定する特別な機器を使わず、どの地点でどの高度にしなさいということが、その空港のアプローチ図面(俗にアプローチチャート)に緯度経度などで示されている場合もあり、一般には代替フィックスといわれるものもありますが・・・)、ここではVORの話なのでこの部分は省略します)

     ちょっと余談になりますが、距離測定の装置を使わないでVORだけのアプローチを行った場合、アプローチチャートに書いてある所定の位置ではどの高度という位置はVORで特定できますが、高度情報は外部の施設から航空機に提供されず、自機高度計(気圧のものと電波を発信するタイプがあるが、仕組み上どちらもそれなりの誤差の出る計器である)を見ながら位置と高度が合っているかをパイロットが判断する必要があるため、アプローチの精度が落ちることになります(景色などを参照できるときはまだよいですが、一面雲の中とか霧の中では外部から入手できる客観的な高度情報を得られないという仕組み上、その飛行機からの見通しなどの制限がILSより厳しく設定されます)。

     さて、滑走路の軸線上になくても航法にVORが使える理由としては、仕組み上(航空無線通信士だの航空無線特殊技士,はたまた操縦士の試験ではないので、仕組みの詳細は省略しますが・・・)、必ずしもVOR直上を通過する必要はなく、あるVOR局から自分の航空機が何度にあるという情報だけあれば、その特定のVOR局からの電波を航空機側で受信できている状態であれば(実用的に)位置を特定することが可能なためです。あるVOR局から何度の位置というのはよく(どこの局から)「ラジアル何度」といわれるものになります。

     例えば羽田空港を出発する航空機の出発方法を指示する図面(国土交通省が出している航空図面。正式にはSID,「標準計器出発方式」という)では、滑走路を離れた後にどの地点(一般に「ウェイポイント」と呼ばれる地点)をどの高度で通過しなさいという指定がいくつかあり、その際、どこのVORの直上で高度いくらという指定ではなく、どこのVORの「ラジアル何度」の地点をどの高度で通過しなさいという指定になっていることが多々あります(VOR直上を指定されることもありますが、ラジアル何度と指定されていることの方が圧倒的に多いと思います)。これは着陸においても同じですし(着陸の場合は、位置を指定した航空図面のことは正式にはSTAR,「標準計器到着方式」(なおこの表記には国際的にゆれがあるが・・・)という)、羽田以外の空港ににおいても位置指定の方法としてのVORの使い方は同じです。

     ただし、最近ではGPSなどを使用した広域航法(R-NAV)を利用して飛行する場合、VOR直上あるいは「ラジアル何度」の指定で(ウェイポイントの)位置を特定するのではなく、直接経度緯度でウェイポイント(位置)の指定され、そちらを利用した標準計器出発方式や標準計器到着方式も増えていますが・・・。

     余談ですが、実際には管制官がレーダー画面を見ながら直接特定の航空機に方位や高度を指示して飛行することも多々あるので、標準計器出発方式や標準到着方式が設定されていてもその通りの経路を常時外さずに飛んでいるとは限りませんが・・・。本当は管制官が方位や高度を直接指示して飛ぶ方法以外にも、地方の小さい空港の場合で遠くから空港が目視できるほど天気が良好な場合に標準計器出発方式や標準到着方式から外れた経路を飛ぶ理由があるのですが(計器飛行方式から有視界飛行方式に変更して飛ぶ方法)、これも説明すると長く(専門的なことを書いているわけでもないうえ)VORの説明の本質から逸れるので省略します。

     省略した部分が多く、かつ長々とした説明で恐縮ですがmeister様の知りたいことはお分かりになりましたでしょうか?

     では。HB-JMB
    P.S.VORだとか、「計器着陸装置」あるいは「広域航法」といった仕組みや概念をもっと詳しく知りたければ、これらの単語をネットで検索すると何かしか説明したサイトが出てきます。ただしいわゆる文系出身の方ですと、その説明を読み解くことはかなり困難ではありますが・・・。そうした向きにはイカロス出版社で出している「航空知識のABC」という本(今でも2000円ぐらいするムック版の本ですが)最新版でもご覧になると上記の説明がより分かりやすく書いてあるかとは思いますが。その本のサイトのURLを以下につけておきますのでご参考までに)
     https://www.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=1&tidx=10&Page=2&ID=3332

  • 2020/01/04 03:56:16

    HB-JMB 様

    詳細すぎますよ(笑)

    基本的なことは分かっているつもりですが、色々と補完をいただけて、ありがたく思います。
    また、今後ともよろしくお願いします。

  • 2020/01/04 22:21:13

    meister様
     HB-JMBでございます。

     VOR使用にあたって直上通過が必ずしも必須ではないことだけを説明すればよかったものを、説明が分からないと困るかもとあれこれ足してしまい、さあ後で削ろうと思っても削れなくなってしまい、気がついたらあの分量になってしまった次第で(汗)(笑)。いつもやらかしてしまう盛大な失敗(笑)ですみませんでした。

     そんな困った(笑)HB-JMBで大変恐縮ですが、こちらこそ今後もよろしくお願いいたします。

     年初の挨拶に代えて。HB-JMB


     

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