搭乗レビュー
ポーランド流の心温まるホスピタリティに嬉しくなった帰国1レグ目。LOTのE170で快晴のチューリッヒを発つ。《little trip to Europe vol.6》
搭乗写真
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チューリッヒ空港、出発階ターミナルの... 続き
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エアサイド上階の右端に位置するスイス... 続き
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食べ物はだいたいなんでも御座います。... 続き
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ワインに、瓶のスイス地ビール!もちろ... 続き
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デザートコーナーにはハリボー的なグミ... 続き
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このあとワインを7、8種類いただきま... 続き
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ラウンジ入ってすぐのソファーエリア。... 続き
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チューリッヒ空港T-Aのゲートにて。... 続き
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ボーディングタイム!
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窓側が自席。シートは少し素材がくたび... 続き
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キャビン先頭部。乗客全員が青いカーテ... 続き
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レッグルームはもちろん広いです。エン... 続き
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チューリッヒを離陸したのが11:00... 続き
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ポーランドのワインは残念ながらないか... 続き
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機内食。鴨と仄かな酸味のサワークリー... 続き
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スイスらしく、リンツのリンドールとコ... 続き
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雪が残る山々を越えて、いざ平原の国ポ... 続き
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ワルシャワにアプローチ。雨の曇り空の... 続き
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大小たくさんのフリートが集うワルシャ... 続き
総評
チューリッヒを午前に発てば、いよいよこの旅も終盤。ここまでトラブルもなく、ちゃんと今朝も起きれたので、この先なんとかワルシャワでトランジット、そしてLOTの成田便に辿り着けそう。
空港すぐ近くのホテルをご飯も食べずにチェックアウトすると、朝のラジオが軽快に流れるシャトルバスにひとり乗り込み、運転手さんとコーヒーを飲みながらチューリッヒ空港へと向かいました。まだ低い朝陽と冷たい空気が気持ち良い、スイスのクローテン。
チューリッヒ空港は本当に規模が大きく洗練されていて、スイスという国のイメージをきっちり具現化してる印象を受けました。
さて、僕の帰国便は、まずはワルシャワ行きのLO412便。ポーランドもシェンゲン協定国なので、スイスからはシェンゲン内フライトと相成ります。
とゆうわけで、出発階のチェックインフロアは向かって左手の“Check In 2”。カウンターのアイランドが確か4つに分かれてましたが、LOTはエントランスから向かって左奥。
僕が利用した際(2016年4月現在)は、いくつかのエアラインのチェックインを合同で行う、AAS(Airport Assistance Swiss)とゆう会社のカウンターでした。ちゃんとLOTのロゴも掲示されてますが、他のいくつかのエアラインと一緒になっており、若干表示が小さいので、見つけづらかったです。
けど、受け付け業務はとっても丁寧で、列の入り口にいて案内してくれたニコニコなお兄さんも、スーツが決まっててフレンドリー。些細な朝の挨拶から、今後のフライトまでを親切に確認してくれるイケメンでした。何気にこうゆう人物ひとりで空港の印象は左右されますよね。
この旅、やけにイケメンばかりに目がいくな。。ひがみですかね笑
とにかく、僕の中でのチューリッヒ空港は、また一段と清々しいものに更新されました。
で、当便の出発は11:00ですがまだ8:30。思ってたより結構早くチェックインさせてくれたので、ここはニューオープンしたオブザベーションデッキに行こう!とゆうことで入り口を探すと、ありました、ラッキーなことにちょうど今いる出発階チェックイン2のフロアの奥に通路があり、その先がガラス張りの屋内デッキ。
ただ、そこから屋外に出れるのは9:00から。ガーン…。まあジタバタしても仕方ないので、しばしの待機。すでに地元スポッターっぽいおっちゃんたちも入り口前に列を作り始めてます。それもそのはず、結構厳重なバゲージチェックが待ち構えてるのです。時間になりドアが開いて進むと、レーンがひとつだけで、それなりに時間を要します。ベルリンのテーゲルも中々ぴりぴりムードなデッキ入り口でしたが、確かに屋外エリアに出るのは厳しくしないと、バズーカレンズに紛れてリアルバズーカ持ち込まれても困りますしね。全世界の飛行機ファンの楽しみのために、ここはちゃんと検査していただきましょう。
ちなみに、当日のボーディングパスを提示すれば屋外デッキ入場は無料、見学のみの来場者は大人5スイスフラン(ユーザー様のご指摘により訂正済み)。
青く澄んだ空と初夏のような雲、そしてチューリッヒ郊外の山々に囲まれたこの場所は、自然も綺麗で何だか後ろ髪を引かれる思いになります。しばらく朝の空気をデッキで吸い、離発着する色んなフリートのエンジン音でリフレッシュしたあとは、いよいよ意を決してエアサイドへ。
チューリッヒでの出入国イミグレは、トラムで向かう離れのゲートEドックにあったと思うので、メインターミナルのエアサイドには色んな利用客が一同に会してる訳ですかね。昨日ベルリンからここに到着し、再びシェンゲン内の便を待つ自分もここに戻ってきました。そういえば数年前バルセロナに乗り継いだときも、ここのバールでワイン飲んだなあと思い出した、スタイリッシュで吹き抜けガラス張りの空間。
エプロンに向かって上階の右手奥、ゲートAサテライトの付け根辺りに、スイスのビジネスラウンジがあるので朝ご飯を頂く事にしました。ボーディングパスを見せ、Wi-Fiのパスコードをもらい、受付右の階段を上がるとすぐにソファのフロア。そしてバラエティに富んだ食事やドリンクが数カ所に用意されています。(写真参照)
スペインや南アフリカなど、スイス以外のワインもたくさんあったので、ワイン好きとしては、ここは朝からひとり利きワイン大会です笑 他、ない物はないくらい充実したラウンジで、気付くとワインで結構な飽和状態。普段、他の方のラウンジでの食事のレビューを見て、このあと機内食あるのに食べ過ぎじゃないのかな?とか密かに余計な事思ってましたが、自分もワインがあると同じような有様でした笑 誠に申し訳有りません。
まあ、かといって朝ご飯をホテルでがっちり決め込んで来てたら、きっともっと後悔してますけど。たまーの贅沢なので、少しばかりの飲み過ぎはラウンジの人も勘弁してくれるでしょう。
時間になったので、幸運な事に歩いてラウンジからすぐの、ゲートA65へ。サテライトの付け根の内側で、そこに搭乗するLOTポーランド航空の小型機、エンブラエルの170がおりました!なんとまあ可愛いレトロ塗装!日本でも最近就航のB787しか見た事ないエアラインだったので、ひとり勝手にテンションがあがります。
前方一か所の入口から乗り込むと、ギャレーは右側だけに備わったつくり。衣類のクローゼットもビジネス前方右側にありました。ビジネスシートは二列席の窓側だけに座る仕様。僕を合わせて3人だけの利用でした。
さっそくウェルカムドリンクに水かオレンジジュースを、と持って来てくれたCAさん。40代くらいの綺麗な女性の方で、保育園とか小学校の先生にいそうな、少し控えめで優しげな雰囲気と笑顔の方でした。わかりやすくいうと、授業中に間違って"お母さん"って言ってしまう、あのタイプですね。
そしてエコノミーには若い男性CAさんがひとりだけ? こちらはイマドキ風で垢抜けていながらも実直そう。僕の娘の婿に欲しいタイプの青年です笑
ポーランドって勝手に少しばかり固いイメージがありましたが、この場に関してはあんまり往年のイメージは感じさせませんでした。安全説明などはCAさん直々のパフォーマンスで、この時は実務的な表情でやっていたので固さも有りましたが、対話式の食事サービス等になるととても朗らかで、しかも日本人にもきっとちょうど良い距離感。ポーランドは親日国でもありますしね。勿論、相手によってサービスにムラがあるような方ではないです。LOT、なかなか良い第一印象になりました!
11:00、当機はスケジュール通りチューリッヒ空港のスポットを離れていきます。白い太陽光に照らされる窓の外が眩しい絶好のフライト日和。絵に描いたようなスイスの清々しい風景を見ながら、東西に伸びる滑走路より西へテイクオフしました。北東方向のワルシャワは反対方向になるわけで、離陸後すぐに左へ旋回。大きな地上絵のようなチューリッヒ空港の姿が後方に見えると、E170はどんどん高度をあげて行きます。小型機だけどまったくブレのない上昇で、エンジン音が心地よいキャビン内。以前E195に乗ったときはガタガタ揺れたのを思い出し、ついつい対比してしまったけど、今回は快適そのもの。気象条件など外部の影響を受けやすいのでしょうかね。今日の気持ちよい天気よありがとう。さて眼下が雲海に覆われ始めると、"お母さん"先生によるドリンクの注文がやってきました。
僕は飽きもせずまた白ワインをお願いしました。ポーランドのワインなんですか?とわくわくしながら尋ねると、意外と用意してたのは、スペインのシャルドネと南アフリカの白、の二種類。奇しくもなのかスイス積み込みだからなのか、先ほどラウンジで飲んだラインナップに似てます笑
じゃあスペインのを頂きます、とお願いしてちびちび飲み始めてると、ひととおりドリンクをサーブし終えた先生がビールを持ってやって来て、"ポーランドビールならあるの。飲みやすいからいかが?"と指導してくれたので、、思わずもらってしまいました。
正直、ラウンジでもけっこうワインに欲を全開にしてたので、こりゃ飲み過ぎかなあとは一瞬思ったんですが、やさしい先生の一声に勝てなかったとゆうことにしておきます。開けて注いでくれたポーランド缶ビールZYWIECは、ライトながらもホップの苦みが心地よく効いた、愛の鞭のような味。旅の良い思い出となるようにと、おいしく頂くことに。
機内食はこれまたしっかりとした構成のものがでてきました。ポーランド料理とかでは恐らくなさそうですが、鴨をつかったサラダ風の料理が中欧や北欧の雰囲気を感じさせてくれます。エッジの効いた白ワインにもぴったり合うので嬉しかったです。食後にはプレスで落としたてのコーヒーと、スイスメーカーLindt(リンツ)のチョコレート、リンドール。
じつはひとつ機内食の食材で気になった物があり、食後のコーヒーサーブの時に先生に聞いてみました。それはポテトサラダのようなものと鴨肉の上に添えてあった、赤紫色の柑橘系の果実のツブツブ。。
すっごく美味しくて絶妙な合わせ方だったので、帰国してから僕も探せる物なのかな、と言う事を伝えました。すると、
"それはGRANATEってゆう果物よ、知らない?厚い皮の中に身があって、上に蔕があって、、うーん、絵で書くとこんな感じ。"
と言って、先生は持っていた紙ナプキンに絵を描いてくれました。なんとなく、みかん?って感じの味のあるイラスト笑
今までちゃんと食べた事なかったのですが、これ、ざくろなんですね!
先に手榴弾とゆう機内には物騒なイメージが浮かんでドキっとしましたが笑、その語源がざくろだったことを思い出し、なるほどってなりました。
先生、日本の家に帰ったらちゃんと味の復習をします、ありがとうございました。
さてさて、その後も細かく気配りをしてくれながら、あっとゆうまの約一時間半を過ごしました。気付くと彼らの本拠地ワルシャワに向かって降下を始めてる当機。低いグレーの雲に覆われ、スイスから一転して寒々とした雨模様。短いフライトでしたが、当CAさんのあらゆるサービスが心地よくて本当に名残惜しい時間になりました。
"日本人なら問題はないでしょうけど、無事出国を済ませたら、次のフライトまでゆっくり寛いでくださいね。またLOTを利用した時にGRANATEが出てくると良いですね!"と言われてまたほっこり。この短時間で、LOT小学校がすっかり自分の母校になった気分で、無事にワルシャワに着陸。
雨のフレデリック・ショパン空港では、エミレーツB777や沢山のLOTのB787に並んでスポットイン。ドアが開いて、お世話になったCAさんとも丁重にお別れして、次のLOT接続便に向けて気持ちもまた高鳴ります。
旅の帰り道中は、だいたいもう接続時間の間に疲れが出て眠くなってしまうんですが。今回はたらふく飲んでるにも拘らずなかなか上々なテンションをキープできております。
自分で選んで乗ったエアラインが、気持ち良く次のフライトや目的地へと送り出してくれた時って、だれしも嬉しくて気持ちよいものですよね。欧州内の短距離便で好印象となったので、そりゃもうロングホールの成田便も、否応無しに楽しみになってくる訳で。意気揚々と、横長のターミナルを出国イミグレに向けて歩き始めました。
とゆうわけで最後のレビューは、次便LO79のワルシャワ発・成田行き。
ついにこの小さな旅も終盤です。ご興味ある方はもう少しだけおつきあいください。
みなさんも良い旅を!
空港すぐ近くのホテルをご飯も食べずにチェックアウトすると、朝のラジオが軽快に流れるシャトルバスにひとり乗り込み、運転手さんとコーヒーを飲みながらチューリッヒ空港へと向かいました。まだ低い朝陽と冷たい空気が気持ち良い、スイスのクローテン。
チューリッヒ空港は本当に規模が大きく洗練されていて、スイスという国のイメージをきっちり具現化してる印象を受けました。
さて、僕の帰国便は、まずはワルシャワ行きのLO412便。ポーランドもシェンゲン協定国なので、スイスからはシェンゲン内フライトと相成ります。
とゆうわけで、出発階のチェックインフロアは向かって左手の“Check In 2”。カウンターのアイランドが確か4つに分かれてましたが、LOTはエントランスから向かって左奥。
僕が利用した際(2016年4月現在)は、いくつかのエアラインのチェックインを合同で行う、AAS(Airport Assistance Swiss)とゆう会社のカウンターでした。ちゃんとLOTのロゴも掲示されてますが、他のいくつかのエアラインと一緒になっており、若干表示が小さいので、見つけづらかったです。
けど、受け付け業務はとっても丁寧で、列の入り口にいて案内してくれたニコニコなお兄さんも、スーツが決まっててフレンドリー。些細な朝の挨拶から、今後のフライトまでを親切に確認してくれるイケメンでした。何気にこうゆう人物ひとりで空港の印象は左右されますよね。
この旅、やけにイケメンばかりに目がいくな。。ひがみですかね笑
とにかく、僕の中でのチューリッヒ空港は、また一段と清々しいものに更新されました。
で、当便の出発は11:00ですがまだ8:30。思ってたより結構早くチェックインさせてくれたので、ここはニューオープンしたオブザベーションデッキに行こう!とゆうことで入り口を探すと、ありました、ラッキーなことにちょうど今いる出発階チェックイン2のフロアの奥に通路があり、その先がガラス張りの屋内デッキ。
ただ、そこから屋外に出れるのは9:00から。ガーン…。まあジタバタしても仕方ないので、しばしの待機。すでに地元スポッターっぽいおっちゃんたちも入り口前に列を作り始めてます。それもそのはず、結構厳重なバゲージチェックが待ち構えてるのです。時間になりドアが開いて進むと、レーンがひとつだけで、それなりに時間を要します。ベルリンのテーゲルも中々ぴりぴりムードなデッキ入り口でしたが、確かに屋外エリアに出るのは厳しくしないと、バズーカレンズに紛れてリアルバズーカ持ち込まれても困りますしね。全世界の飛行機ファンの楽しみのために、ここはちゃんと検査していただきましょう。
ちなみに、当日のボーディングパスを提示すれば屋外デッキ入場は無料、見学のみの来場者は大人5スイスフラン(ユーザー様のご指摘により訂正済み)。
青く澄んだ空と初夏のような雲、そしてチューリッヒ郊外の山々に囲まれたこの場所は、自然も綺麗で何だか後ろ髪を引かれる思いになります。しばらく朝の空気をデッキで吸い、離発着する色んなフリートのエンジン音でリフレッシュしたあとは、いよいよ意を決してエアサイドへ。
チューリッヒでの出入国イミグレは、トラムで向かう離れのゲートEドックにあったと思うので、メインターミナルのエアサイドには色んな利用客が一同に会してる訳ですかね。昨日ベルリンからここに到着し、再びシェンゲン内の便を待つ自分もここに戻ってきました。そういえば数年前バルセロナに乗り継いだときも、ここのバールでワイン飲んだなあと思い出した、スタイリッシュで吹き抜けガラス張りの空間。
エプロンに向かって上階の右手奥、ゲートAサテライトの付け根辺りに、スイスのビジネスラウンジがあるので朝ご飯を頂く事にしました。ボーディングパスを見せ、Wi-Fiのパスコードをもらい、受付右の階段を上がるとすぐにソファのフロア。そしてバラエティに富んだ食事やドリンクが数カ所に用意されています。(写真参照)
スペインや南アフリカなど、スイス以外のワインもたくさんあったので、ワイン好きとしては、ここは朝からひとり利きワイン大会です笑 他、ない物はないくらい充実したラウンジで、気付くとワインで結構な飽和状態。普段、他の方のラウンジでの食事のレビューを見て、このあと機内食あるのに食べ過ぎじゃないのかな?とか密かに余計な事思ってましたが、自分もワインがあると同じような有様でした笑 誠に申し訳有りません。
まあ、かといって朝ご飯をホテルでがっちり決め込んで来てたら、きっともっと後悔してますけど。たまーの贅沢なので、少しばかりの飲み過ぎはラウンジの人も勘弁してくれるでしょう。
時間になったので、幸運な事に歩いてラウンジからすぐの、ゲートA65へ。サテライトの付け根の内側で、そこに搭乗するLOTポーランド航空の小型機、エンブラエルの170がおりました!なんとまあ可愛いレトロ塗装!日本でも最近就航のB787しか見た事ないエアラインだったので、ひとり勝手にテンションがあがります。
前方一か所の入口から乗り込むと、ギャレーは右側だけに備わったつくり。衣類のクローゼットもビジネス前方右側にありました。ビジネスシートは二列席の窓側だけに座る仕様。僕を合わせて3人だけの利用でした。
さっそくウェルカムドリンクに水かオレンジジュースを、と持って来てくれたCAさん。40代くらいの綺麗な女性の方で、保育園とか小学校の先生にいそうな、少し控えめで優しげな雰囲気と笑顔の方でした。わかりやすくいうと、授業中に間違って"お母さん"って言ってしまう、あのタイプですね。
そしてエコノミーには若い男性CAさんがひとりだけ? こちらはイマドキ風で垢抜けていながらも実直そう。僕の娘の婿に欲しいタイプの青年です笑
ポーランドって勝手に少しばかり固いイメージがありましたが、この場に関してはあんまり往年のイメージは感じさせませんでした。安全説明などはCAさん直々のパフォーマンスで、この時は実務的な表情でやっていたので固さも有りましたが、対話式の食事サービス等になるととても朗らかで、しかも日本人にもきっとちょうど良い距離感。ポーランドは親日国でもありますしね。勿論、相手によってサービスにムラがあるような方ではないです。LOT、なかなか良い第一印象になりました!
11:00、当機はスケジュール通りチューリッヒ空港のスポットを離れていきます。白い太陽光に照らされる窓の外が眩しい絶好のフライト日和。絵に描いたようなスイスの清々しい風景を見ながら、東西に伸びる滑走路より西へテイクオフしました。北東方向のワルシャワは反対方向になるわけで、離陸後すぐに左へ旋回。大きな地上絵のようなチューリッヒ空港の姿が後方に見えると、E170はどんどん高度をあげて行きます。小型機だけどまったくブレのない上昇で、エンジン音が心地よいキャビン内。以前E195に乗ったときはガタガタ揺れたのを思い出し、ついつい対比してしまったけど、今回は快適そのもの。気象条件など外部の影響を受けやすいのでしょうかね。今日の気持ちよい天気よありがとう。さて眼下が雲海に覆われ始めると、"お母さん"先生によるドリンクの注文がやってきました。
僕は飽きもせずまた白ワインをお願いしました。ポーランドのワインなんですか?とわくわくしながら尋ねると、意外と用意してたのは、スペインのシャルドネと南アフリカの白、の二種類。奇しくもなのかスイス積み込みだからなのか、先ほどラウンジで飲んだラインナップに似てます笑
じゃあスペインのを頂きます、とお願いしてちびちび飲み始めてると、ひととおりドリンクをサーブし終えた先生がビールを持ってやって来て、"ポーランドビールならあるの。飲みやすいからいかが?"と指導してくれたので、、思わずもらってしまいました。
正直、ラウンジでもけっこうワインに欲を全開にしてたので、こりゃ飲み過ぎかなあとは一瞬思ったんですが、やさしい先生の一声に勝てなかったとゆうことにしておきます。開けて注いでくれたポーランド缶ビールZYWIECは、ライトながらもホップの苦みが心地よく効いた、愛の鞭のような味。旅の良い思い出となるようにと、おいしく頂くことに。
機内食はこれまたしっかりとした構成のものがでてきました。ポーランド料理とかでは恐らくなさそうですが、鴨をつかったサラダ風の料理が中欧や北欧の雰囲気を感じさせてくれます。エッジの効いた白ワインにもぴったり合うので嬉しかったです。食後にはプレスで落としたてのコーヒーと、スイスメーカーLindt(リンツ)のチョコレート、リンドール。
じつはひとつ機内食の食材で気になった物があり、食後のコーヒーサーブの時に先生に聞いてみました。それはポテトサラダのようなものと鴨肉の上に添えてあった、赤紫色の柑橘系の果実のツブツブ。。
すっごく美味しくて絶妙な合わせ方だったので、帰国してから僕も探せる物なのかな、と言う事を伝えました。すると、
"それはGRANATEってゆう果物よ、知らない?厚い皮の中に身があって、上に蔕があって、、うーん、絵で書くとこんな感じ。"
と言って、先生は持っていた紙ナプキンに絵を描いてくれました。なんとなく、みかん?って感じの味のあるイラスト笑
今までちゃんと食べた事なかったのですが、これ、ざくろなんですね!
先に手榴弾とゆう機内には物騒なイメージが浮かんでドキっとしましたが笑、その語源がざくろだったことを思い出し、なるほどってなりました。
先生、日本の家に帰ったらちゃんと味の復習をします、ありがとうございました。
さてさて、その後も細かく気配りをしてくれながら、あっとゆうまの約一時間半を過ごしました。気付くと彼らの本拠地ワルシャワに向かって降下を始めてる当機。低いグレーの雲に覆われ、スイスから一転して寒々とした雨模様。短いフライトでしたが、当CAさんのあらゆるサービスが心地よくて本当に名残惜しい時間になりました。
"日本人なら問題はないでしょうけど、無事出国を済ませたら、次のフライトまでゆっくり寛いでくださいね。またLOTを利用した時にGRANATEが出てくると良いですね!"と言われてまたほっこり。この短時間で、LOT小学校がすっかり自分の母校になった気分で、無事にワルシャワに着陸。
雨のフレデリック・ショパン空港では、エミレーツB777や沢山のLOTのB787に並んでスポットイン。ドアが開いて、お世話になったCAさんとも丁重にお別れして、次のLOT接続便に向けて気持ちもまた高鳴ります。
旅の帰り道中は、だいたいもう接続時間の間に疲れが出て眠くなってしまうんですが。今回はたらふく飲んでるにも拘らずなかなか上々なテンションをキープできております。
自分で選んで乗ったエアラインが、気持ち良く次のフライトや目的地へと送り出してくれた時って、だれしも嬉しくて気持ちよいものですよね。欧州内の短距離便で好印象となったので、そりゃもうロングホールの成田便も、否応無しに楽しみになってくる訳で。意気揚々と、横長のターミナルを出国イミグレに向けて歩き始めました。
とゆうわけで最後のレビューは、次便LO79のワルシャワ発・成田行き。
ついにこの小さな旅も終盤です。ご興味ある方はもう少しだけおつきあいください。
みなさんも良い旅を!
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Harry Lennon様
たびたびすみません、B777-300ERがもうじきライン投入されるとSWISSから退役間近?といわれているHB-JMBでございます(笑)。
PRG-CPHのレビューではいっぱい書きすぎてすみませんでした。物語調のレビューはさすがです。私にはこのようにはなかなか書けないのでその思いっきりのよさはうらやましい限りです。
さて、本題ですが
「屋外デッキ入場は無料、見学のみの来場者は大人5ユーロだったかな。・・・」
チューリッヒ(というかスイス)の法貨はスイスフラン(記号はCHF)だったはずだけど、空港ではいよいよユーロが所定の通貨でスイスフランは脇にやられた?と思って調べてみたところ、以下のリンクによれば、5スイスフランのようです(Priceの隣にCHFと書いてあるので。)
https://www.zurich-airport.com/passengers-and-visitors/shopping-and-attractions/excursions-at-the-airport/observation-decks#Information here
またまた余分なことを書いてしまって恐縮ですが。HB-JMB
HB-JMBさま
いやいや、あなたに退役されたらこまります!笑
そして僕もA340好きですので!
これまた適切なご指摘ありがとうございます!たしかに、スイスフランCHFのはずですよね!
ユーロ流通圏の旅行に慣れていて、気付かずスイスに無礼をしておりました笑
僕は小説やら映画やらが昔から好きでして、好きのなんとやらでレビューを自分でも楽しませてもらってるので、そういわれると大変恐縮ですが、反面ご指摘のような凡ミスもありでして。お手数おかけします笑
けど、こうやって意見交流させていただけるのもまた、ここの面白さだと思うので、Flyteamがとても好きなんですね。他の方のレビューでも自分にないものを発見させてもらえますし、刺激的です。
これからも逆に色々聞かせて頂きたいです。よろしくお願い致します!!