北欧LCCの雄、ノルウェー・エアシャトルで夕刻のバルト海を渡る。Wi-Fi環境でのコンテンツが中々充実。《little trip to Europe vol.3》 - ノルウェー・エアシャトル 口コミ・評価

航空会社 ノルウェー・エアシャトル

2013年04月28日に撮影されたノルウェー・エアシャトルの航空機写真

© kinsanさん

IATA | ICAO
DY | NAX

搭乗レビュー
北欧LCCの雄、ノルウェー・エアシャトルで夕刻のバルト海を渡る。Wi-Fi環境でのコンテンツが中々充実。《little trip to Europe vol.3》

航空会社
ノルウェー・エアシャトル
便名
DY3581
エコノミー
搭乗日
2016/04
路線
プラハ → コペンハーゲン
機体記号
LN-NHG
機材
Boeing 737-8JP
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
無評価
座席(シート)
4ッ星
機内スタッフサービス
3ッ星
エンターティメント
4ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
4ッ星
地上サービス
4ッ星
口コミ投稿者
Harry Lennonさん
アクセス数
642
投稿日
2016/04/16

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗15分前の到着ですぐに折り返し、... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    プラハ空港のこじんまりとしたオブザベ... 続き
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    プラハ空港のT-2。シェンゲン内移動... 続き
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  • 写真の種類:座席(シート)
    自席、8Aに着きました。もちろん満席... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    ご覧の通り膝までかなりの余裕有り。ス... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    頭上にモニタがあり、LCCながら機内... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ウラル航空の着陸を待って、いよいよラ... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    プラハ郊外の田園風景。帰りもこの街の... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ドイツ海岸部のロストックあたりから海... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    機内でWi-Fiに接続して当社のログ... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    無料コンテンツのニュース。2つのチャ... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    バルト海、といってもデンマーク寄りの... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    対岸のスウェーデン南部の海岸線。ここ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ヘルシンキと肩を並べる北欧のハブ、コ... 続き

総評

世界で最も美しいと謳われる古都プラハ。そんな街での歴史探訪とワイン&ビール堪能の滞在を終えて、正気を取り戻してなんとか乗り込んだ空港へのシャトルバス。
プラハ本駅から一時間に2本の運行なのですが、乗り場が微妙にわからず右往左往。答えは駅コンコースを出てすぐ目の前の道路脇でした。酔っぱらってると飛行機乗り過ごしちゃう危険がありますね。。ちなみに空港からの到着バスは道路の反対側に停車します。

チェコの首都、プラハの空の玄関口は、大きく二つのターミナルに分かれており、シェンゲン外(イギリスやロシア、中東、アジアなど)の便はT-1、シェンゲン内の便は新しくやや大きめなT-2より離発着している模様。
次の目的地コペンハーゲンを目指す僕は、T-2でバスを下車。大きなエスカレーターを乗り継ぎ、上階の出発フロアへと辿り着きました。

この空港、現在はヴァーツラフ・ハヴェル(Václav Havel)空港という名称で、Flyteamで表記されてるルズィニエは旧称のようです。プラハ共和国になってからの初代大統領ハヴェル氏が2011年逝去、それを機に翌年この空港名に改名したんですね。空港公式サイトを見てもルズィニエとは書かれてないのでお間違いなく。

それにしても、T-2はワンフロアで広いし天井も高く、近代的な雰囲気、関空を彷彿とさせる空間です。居心地は良いけど、マシンガンを下に向けて構えながら、警備兵がちらほら巡回中。うーん、欧州の複雑な状況を考えると心が痛いですが、この2週間ほど前に、例のブリュッセル空港テロ事件もあったばかりで、それもこんなチェックインフロアでの出来事でしたからね。警備に当たってる方達にも感謝しつつ、自分も用心はおこたりません。
よく考えたら手前の荷物もパンパンのバックパック。変なとこに置いたり、きょろきょろ不審な行動しようもんなら、妙に遠回りで普通じゃない旅程もチェックされた挙げ句に、怪しまれて連行されかねません。くわばらくわばら。。

なんとか無事にノーウェジアンのカウンター(向かって一番右手のブロックでした)で荷物を預け、そそくさとターミナル中央奥にあるセキュリティチェックに向かいます。
やっぱりシェンゲン内移動だとアジア人の自分は浮いて見えるというか、あれだけプラハの街中に中国語や韓国語が飛び交っていたのに、なんだかこのターミナルにいると別世界。
プラハとゆう都市は、東アジアからもなにげにアクセスがあるのですね。日本だと直行便の感覚からほど遠いチェコだけど、大韓航空はジャンボ飛ばしてるし、海南航空も去る2015年より就航。T-1に海南のB767が停機してるのを見たし、旅程考えてる頃ちょうど当空港のサイトでも特集されてました。
それを考えると、ヨーロッパ系キャリアも上海や台北、香港など、日本以外の都市にどんどん重きを置き始め、うちの国からはヴァージンやオーストリア航空が身を引き始めるってゆう現状も、経営上まったくもって納得ですよね。だって、滞在中日本人なんか一人も会わないんですもん。まあ、日常を離れるってゆう意味ではそのほうが良いとも言えるけど、、。
話がやや脱線しましたが、あとはエミレーツがA380を就航させるニュースもありますね。今回、ここでは大型機を見れず終いだったけど、ランウェイも増設か延長の工事をしていたし、きっと今後も興味の尽きない空港になりそうですね。

さて、当フライトDY3581のボーディング開始は、案内によると14:50。エアサイドに出てから写真を撮ったりしていたら、あっとゆう間にその時間になったけど、ようやく到着してスポットインしてきた赤いヘッドのB737。
すぐさま折り返しとはまさにLCCな所業ですが、ゲートでは地上係員が全く慌てる事なく冷静に機内への案内を開始しました。あ!ゲートにいるのは、さっきバゲージチェックインをしてくれたカウンターのお姉さん。これもローコストへの努力の一片なのでしょうか。ありがとう、気をつけて行ってきます。

わりと鋭角に折り畳まれたままのPBBで機内へと入ると、旅先の随所で見慣れている小型機のキャビン。シートはおなじみの3列並びですが、座ってみると中々足下が広いのです。日本の国内線の機内環境で例えると普通にレガシーキャリアレベル、もしくはスターフライヤーみたいな座り心地。これで区間最安値ってことを考えると、ノルウェー・エアシャトルの人気は分かる気もします。

出発予定の15:20を10分ほど回ってスポットアウト。北欧の赤い名物フリートは、焦らず急がずマイペースに滑走路を目指します。当たり前ですが笑
機内ではアッパーモニタにて機内安全説明が流れます。LCCでもちゃんとした映像を使ってるんだなあ、と感心していると間もなくのテイクオフ。
プラハ郊外の綺麗な緑地と田舎町を見送り、すぐに低い雲のお出迎えを受けました。ドイツの最北部くらいまでは、ずっとしばらく真っ白な雲海の上を飛び続け、40分くらい経ったところでようやく雲の切れ間からドイツののどかな平原が見えてきました。ヨーロッパらしさ満点の地上の景色で心があったまります。そしてバルト海の上に出ると、あとは点在する雲と海の水面の演出する風景にうっとり。

で、窓の外の風景もさることながら、ノルウェー・エアシャトルといえば機内Wi-Fi。とゆうことで僕もiPhoneを取り出し試してみました。繋がり具合はバッチリで、ログイン方法も簡単な英語がわかればとてもスムーズにいきます。短時間のフライトだったら、あれこれ座席のモニタをいじるより、自分の使い慣れてるデバイスで手元操作できるこの方法は良いなあと感じました。何回も当社を利用する人ほど、自分のアカウントがあれば本当にアプリ感覚な使い方ができそうです。
映画や子供向けコンテンツは有料のようで試してないですが(短距離ですし)、ニュースやフライトインフォメーションは勿論フリー。なのでスポーツニュースをオンタイムで見たり、あとはフライトマップを眺めてたりしたら、気付けばもうスウェーデンとデンマークの間におじゃましつつあり、緑色の陸地が見えてきました。

コペンハーゲン、カストルプ空港の二本のメイン平行滑走路は、北東ー南西とゆう配置で、当機は北東からの進入の模様。しばらくスウェーデン南部マルメーあたりの海岸線に沿って北上、そこから海上でぐるーっと左旋回してデンマーク側にアプローチ、高度を下げます。エネルギー問題で何かと日本でも話題を耳にするスウェーデンの、原子力発電の一角、バーセベック原発を眼下に見ながら、機体の左バンクを感じていると、今度はマルメーとコペンハーゲンを繋ぐオーレスン大橋が左側に現れます。羽田にアプローチする時に見える海ほたるみたいな感じ。

着陸寸前のころ空港周囲をよく見たけど、このあたりは湿地で葦みたいな植物が沢山生えていて、色々と日本の羽田あたりと成り立ちや事情が似てるのかなとも思ったり。こと、当空港はもともと水上機の離着陸もしていたそうだから、水辺にあるのは必然なんですね。空港の立地なんかも旅先で逐一見てると興味が尽きないのです。そうゆう方きっと多いはず。
ともかく、無事に当機はコペンハーゲンにランディング。広い敷地に悠々と張り巡らされている誘導路を自走するDY機は、赤い仲間のたくさんいるホームに戻って来れたようで、心無しか堂々と走っている気すらしました。

収まったスポットはターミナル2の端の方。いまやこの空港で最も年季の入ったターミナルで、シェンゲン域内国際線のフライトはこちらに出入りするみたい。バゲージクレームまでの間、しばらく縦長のシェンゲン域内乗り継ぎフロアを歩きましたが、洒落た北欧風のお店がずらり。とにかく賑やかで何だかあか抜けた空間。エスカレーターで下階に降りるとバゲージクレーム、そして外に出るとそこは中央のコンコース、三角形の形をした天井の高い空港の中心です。

さてさて無事に北欧の中継地に着けたので、次の目的地への夜便を待つ事にします。夕方とは言えまだまだ陽も高い街から、次に搭乗するのはエア・ベルリン、名前の通りベルリン行き。また追って記したいと思います。
みなさんも良い春の旅を!

コメント

  • 2016/04/24 17:52:28

    Harry Lennon様

     HB-JMBでございます。

     >東アジアからもなにげにアクセスがあるのですね。・・・大韓航空はジャンボ飛ばしてるし、<

     大韓航空はチェコ航空に5割近く(たしか49%だったような)出資していますし、しかもチェコ航空も大韓航空も同じスカイチームですから、プラハはスカイチームの『中』欧(「東」といわれることにはものすごい抵抗がある現地の方が多いのであえて中欧としておきます)でのハブとしての側面がありますから、たしか毎日ではなかったものの、ソウル~プラハの直行便があるわけです(LOTのワルシャワのように)

     ちなみにこの路線は同じスカイチームのチェコ航空もA330にて仁川までのノンストップ便の運航はあります。(3月末にJAL機内より見ました。韓国内では一応空港や機内では撮影はダメということに一応なっているようなので安全策をとり写真は撮らなかったのですが)ただし、個人的には仁川~プラハ線にはどちらの会社も乗ったことはないですが・・・。

     海南航空はハブ云々は関係なくおそらくは単純に旅行需要が増大してきたから採算が取れる見込みがあるという理由でプラハ線に就航するものと思われます。

     余談で恐縮ですが・・・。HB-JMB
     

     

     

  • 2016/04/24 18:31:30

     Harry Lennon様
     重ねてのコメントすみません、HB-JMBでございます。
     
     >プラハの空の玄関口は、大きく二つのターミナルに分かれており、シェンゲン外(イギリスやロシア、中東、アジアなど)の便はT-1、シェンゲン内の便は新しくやや大きめなT-2より離発着している模様。<

     これは、私のレビューの写真で恐縮ですが、ターミナルの使用は航空会社に関係なく、フライト発着地別にこの写真のようになっております。現在でもこのように使っているはずです。
     http://flyteam.jp/airline/cirrus-airlines/review/3200/11037

     2007年10月28日からチェコの空港でのシェンゲン内フライトでの出入国審査が廃止されたのですが、それに先立ち、プラハでかなりの割合を占めるシェンゲン内フライトの発着にシェンゲン設備面で対応するため、2006年にこのターミナル2をオープンさせたようです(実際にシェンゲン内フライトの多くがターミナル2に移動するのはその翌年ですが)。そのためか「近代的な雰囲気」と感じられるのかもしれません。
     http://www.pragueairport.co.uk/ja/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%AB/

     なお、プラハ空港にはターミナル3もあるようですが、こちらは一般の乗客の発着には使われていないようです。

     あと、アクセスのことも書きたかったのですが、長くなりすぎるので一旦ここで。HB-JMB

     

  • 2016/04/24 19:08:46

     Harry Lennon様

     HB-JMBでございます。

     >空港へのシャトルバス。・・・プラハ本駅から一時間に2本の運行なのですが、・・・<
     
     プラハ本駅発着のバスはAE系統以外でも、どこから乗ってどこから降りて・・・というのは意外と分かりにくいです。飛行機の話からちょっとそれますが、ドイツ鉄道子会社が運行するドイツからのバスも本駅発着ですが、乗り降りする場所は非常に分かりにくいです。外国人旅行者にはとってはプラハでバスに乗るのは外国人向け案内が十分にないため意外と大変かもしれません。
     ちなみに運賃が2倍取られるのでAE系統は使わず、地下鉄A線のVeleslavín駅まで行き、そこから119系統のバスで空港までという経路を取ることが地元の人には一般的のようです。

     ちなみに、A線かB線のどちらか忘れましたが(たしかA線だったと思われる)、プラハ空港までの延伸計画自体は存在するようですが、国自体の財政上の問題もあり計画の進捗度はあまりよくないようです。

     またしても余談ばかり書いてしまってすみませんが・・・。レビューを拝見してまたプラハにいける機会がないかと思ってしまいました。ありがとうございました。HB-JMB

     

  • 2016/04/24 21:49:53

    HB-JMBさま

    これまた思慮深いコメントありがとうございます。また、本当に見知り得ただけの見解ではなく、実際に現地のことをご存知の上、熟慮されてるとお見受けして、ぐうの音もでません笑
    本当にご教授、ありがとうございます。

    大韓航空はアライアンス上のアジアの重要パートナーだろうなということは考えておりましたが、韓国には、チェコ航空からもロングホールフライトを飛ばしているということに、なにか羨ましさのようなモノを拭いきれません笑
    成田にも来てほしいですが、絶対アウェーですよね。。
    こう思えるという事は、チェコという国が個人的に好きという証拠だと思って、HB-JMBさま同様、また訪れたいと思います。

    市内アクセスもお詳しいようで、びっくりしました。僕は単純に旅人目線で直感的にレビューしてしまうので何だかお恥ずかしい限りで。しかも誤情報があったら申し訳ないです。。
    確かに、僕も見た限り、プラハ本駅の交通案内環境はよろしいとは言いがたかったですね。
    日本だったら空港エアシャトルくらいの案内はあると思いますが、バスの絵のサインがあるだけで、情報を持ってない人は何のたぐいのバスかもわからないでしょう。もちろん、その国にいくなら事前情報を得るのは海外ではマストだと思いますが、それにしてもプラハは親切とは言いがたく、難易度が高かったです。
    おっしゃる通り国家的な事情もあると思いますが、この至らなさ加減を味わうのがまた旅の醍醐味でもあり。ある意味チェコが好きになりました!日本の有り難さも分かりますしね。
    プラハでは80代くらいのご老人たちにも飲み屋でチェコ語でからまれて(良い意味でです!)、なんだか忘れられない思い出になりましたが、この方達は色々と政治的に翻弄された時代を生きてきてるんだよなあ、と考えたら、僕がこの街で経験したり苦労したりしたひとつひとつの思いも、なんだか活き活きとしてきた気がします。

    HB-JNBさんもまたチェコ再訪が叶いますように。。願っております!

    また、プラハ空港のターミナル利用方式に関しましても、的確な指摘ありがとうございます。感謝致します。これからチェコを訪れる方にも活かされることを願います。

    僕も本題から離れたコメントになりましたがご了承ください!

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