Rating: 4
Author: Eckky

航空会社ユナイテッド航空

ユナイテッド航空は、1926年4月に設立されたヴァーニー・エ...

国: アメリカ
IATA | ICAO: UA | UAL
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.48 [598件]
アライアンス: スターアライアンス

搭乗レビュー
【Thanks! United B747-400！】初海外は成田から747で。

航空会社: ユナイテッド航空
便名: UA838
エコノミー

搭乗日: 2004/08
路線: 成田(東京) → サンフランシスコ

機材: Boeing 747-400

総評：4: 4ッ星

機内食・ドリンク: 4ッ星
座席（シート）: 無評価

エンターティメント: 無評価
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 無評価
機内清潔さ: 4ッ星

地上サービス: 無評価
コストパフォーマンス: 無評価

口コミ投稿者: Eckkyさん

アクセス数: 779
投稿日: 2017/06/15

総評

　2017年6月14日（水）の成田発サンフランシスコ行きUA838便をもってユナイテッド航空は日本路線へのボーイング747型機の投入を終えました。翌15日のUA837便からはボーイング777-300ER型機に置き換わります。

　私が初めて行った海外はアメリカ本土で、しかもその時に乗ったのが今回最後に747が投入された成田－サンフランシスコ線でした（おそらくUA838便だと思うのですが…）。これは私が中学生の時のことで、地元のまちと姉妹都市関係にあるアメリカの都市へ地元中学生代表団の一人として派遣されるために偶然搭乗することになったのです。

　当時は市の主催行事なのにJALやANAに乗れないことの方が個人的には残念でしたが、今となっては最初で最後のユナイテッド747の搭乗になりました。当時は9.11テロから3年が経とうとしていた時期でしたが、親の立場からすれば中学生の私がユナイテッド機に乗るのは不安だったに違いありません。10日間の行程で旅行代金が30万円でした（市と親が半額ずつ負担）。サンフランシスコから内陸へUnitedExpressで2便も乗り継いだのでエアー代は高価だったでしょう。

　中学生とはいえ、乗り物に関心があり、また当時から写真を撮るのが好きだった私は偶然にも搭乗したときの写真を撮っていました。通称「ドブネズミ」塗装の機体を成田で見たときに中学生なりにもカッコ悪いと思った記憶があります（汗）。

　機内では１階の最も後ろのL5ドア付近のスペースで香港人の青年と持参したポケット英和辞書片手に会話して暇を潰していました。747のドアの下半分は機内から見ると脱出シューターが内蔵されている部分が膨らんでいます。そこに辞書や自身の腕を載せながら1時間30分くらい立ち話に興じていました。海外に出るのは初めてでしたのでこの時中学生ながら英語が通じて感動したことは今でも忘れられません。英語が好きになる契機だったように思います。彼は一人で搭乗していたようでしたが香港から成田経由でアメリカ本土に向かっていたのでしょうか。彼はしきりに「Loudly!」（うるさい！）と言っていました。４発機のエンジン音は機内後方での会話をも妨げていたのだなと今思い返します。747らしいですね。

　機内食はメニューも覚えていないですし、写真もないですが、おいしかった記憶があります。初の国際線で海外渡航でしたので、何もかもが新鮮に感じられたせいかもしれませんね。

　名機B747は私にとって未知の経験へといざなう機体でした。ヒコーキに乗れば遠くの知らない場所に行ける、という私の中のイメージを決定づけたのはこのフライトだったように思います。最近はLCCをはじめナローボディ（単通路）機に乗る機会が増えていますが、やっぱり空の旅は747でしょう。ユナイテッド747ありがとう、そしてお疲れさまでした！！