スホーイは2012年4月24日、スホーイ・スーパージェット(SSJ100)の高北緯地域での運用を認める追加証明取得の試験に成功したと発表しました。試験は北緯71.7度に位置するヤクーチアのティクシで、SSJ100の試作機、製造番号「95005」を使用して4月12日から19日にかけて行われました。
11回の試験飛行が行われ、そのなかにはモスクワのジューコフスキーからティクシまで4,380キロの無着陸飛行や、ティクシからクラスノヤルスク経由ジューコフスキーなどの飛行が行われました。
試験では航空機の電子機器類、慣性航法装置、GPSやGLONASS(グロナス)衛星航法装置などが最大で北緯78度の高緯度で正しく機能するか検証されました。
この試験結果によりSSJ100は、独立国家共同体の州際航空委員会の高北緯地域運用に関する追加証明を取得します。これは2012年にSSJ100をデリバリーする予定のロシア、ヤクティア・エアの北極圏への運航に重要なものです。