硫黄島航空分遣隊など、船舶の座礁と作業用ボート転覆で災害派遣対応

硫黄島航空分遣隊など、船舶の座礁と作業用ボート転覆で災害派遣対応

防衛省は2018年11月21日(水)、硫黄島の島内施設に揚油する民間船舶が座礁し、海上自衛隊の係留作業用ゴムボートで作業していた際に10名が海に投げ出される事故が発生したことを公表しました。これを受け、第三管区海上保安本部は館山の第21航空群、厚木の航空集団に民間船舶の座礁、ボート転覆に伴う人命救助に関する災害派遣を要請しました。

硫黄島航空分遣隊のUH-60の2機が人命救助活動に11時19分からあたり、11時33分に最初の救助者を引き上げるなど、12名を救助しました。同時に第4航空群のP-1が民間作業員を搬送するため、厚木基地を12時43分に離陸、14時32分に硫黄島基地へ到着し、16時33分に搬送者を載せ硫黄島を離陸、18時24分に厚木基地に到着し、消防へ引き渡しています。

11月22日(木)は、第21航空群硫黄島航空分遣隊のUH-60Jの2機で、避難していた民間船舶の乗組員の乗船のため、基地から輸送のため使用されています。これについても災害派遣要請を受けた対応です。

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