エアバスは2018年11月29日(木)、中国東方航空に初めてのA350-900を引き渡しました。機体記号(レジ)は「B-304D」で登録されており、この機体は上海・虹橋空港にフェリーされています。
中国東方航空のA350-900はファースト4席、ビジネス36席、プレミアムエコノミー32席、エコノミー216席、計288席の4クラス仕様です。この機材は当面、中国国内線に投入され、慣熟訓練を経たのち、国際線に投入される予定です。
エアバスはA350 XWBファミリーが長距離路線で航空会社に効率性をもたらし、旅客に快適性を提供し、これを同時に実現できる機材として特にアジア・太平洋地域の航空会社に求められている機材とアピールしています。エアバスが獲得しているA350の確定発注のうち3分の1は、アジア・太平洋地域の航空会社との契約です。
中国東方航空は10月末現在、エアバス機を356機保有しており、A320ファミリーが306機、A330ファミリーが50機となっています。同社はアジアで最大のエアバス運航会社で、世界では2番目の規模を誇っています。