ANA決算、営業、経常利益とも過去最高を記録

ANA決算、営業、経常利益とも過去最高を記録

全日空(ANA)を中心とするANAグループが2012年3月期決算を発表、営業利益は970億円で過去最高を記録しました。経常利益も過去最高の684億円、当期純利益は281億円でした。なお、営業収入は1兆4115億円。

この年度は東日本大震災の影響が残る1年でしたが、国内線、国際線の需要喚起に努め、あわせて通期で300億円程度の緊急収支改善策を展開。また、下期は2012年度以降に実施する予定の1,000億円規模のコスト削減を一部、前倒しで実施。

機材導入では「戦略機材」としている787型を世界で初めて定期便運航。2011年11月の国内線就航から、国内線での投入路線を増やし、2012年1月21日から羽田/フランクフルト線を新規開設しました。

なお、ANAでは今後、ネットワークの拡充を推進。787型で成田発着のシアトル、サンノゼ線の開設、成長が見込まれる成田/ミャンマー線の開設などを計画。LCC事業では、エアアジア・ジャパンが2012年8月から成田空港を拠点に就航を開始。新たな需要を創出、喚起することでグループ全体の利益拡大を目指すとしています。

エアアジア・ジャパンを含む2013年3月期決算の予想は以下のとおりです。

■ANA 2013年3月期決算の予想
営業収入 1兆5000億円
営業利益 1100億円
経常利益 700億円
純利益 400億円

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