ボーイング、スペイン陸軍CH-47Dチヌークを近代化改修

ボーイング、スペイン陸軍CH-47Dチヌークを近代化改修

ニュース画像 1枚目:チヌーク イメージ
© Boeing
チヌーク イメージ

ボーイングは2019年1月3日(木)、スペイン陸軍のCH-47Dチヌークヘリコプター17機をすべて、F仕様にアップグレードすると公表しました。アップグレードでデジタル自動飛行制御システム、アビオニクス関連システムの機能を追加する作業が実施されるほか、スペイン陸軍と協力する諸外国のチヌークの機能と同様に搭載貨物に関する機能向上を図ります。

ボーイングはアメリカ陸軍と2018年7月に同様の契約を締結して以降、初めてアメリカ軍以外から受注した契約です。7月の契約はアメリカ陸軍向けに新たなF仕様を6機、さらにアメリカと各国軍向けに最大150機以上のチヌークを対象とするオプションが含まれています。今回契約したスペイン陸軍への納入は2021年に開始されます。

CH-47Fは、時速280キロメートル超、積載貨物量は21,000ポンドで、2017年にボーイングとアメリカ軍がCH-47FブロックIIの開発を発表しています。新たなローターブレードを採用し、燃料システムを再設計し、胴体部分の構造改良などが加えられ、アメリカ陸軍が2060年代までチヌークを使用する基礎になるアップグレードです。

この記事に関連するニュース
メニューを開く