統合幕僚監部は2019年2月23日(土)、中国機が東シナ海から日本海を飛行したことを受け、航空自衛隊の戦闘機を発進させ、対応したと公表しました。
Y-9は、アントノフAn-12をライセンス生産したY-8を、中国が独自に改良したターボプロップ4発の輸送機で、飛来したのは電波情報を収集するタイプとみられます。Y-9は東シナ海から対馬海峡を抜け、日本海を飛行したのち、同じ経路で東シナ海へ戻りました。
公開されている画像によると、尾翼には「9211」と記されています。この機体は2018年12月15日(土)、12月12日(水)に確認されているほか、2018年4月と7月、8月にも東シナ海から日本海を飛行したことが確認されています。この機体は、ジェーンズ(IHS Jane's)などによると中国人民解放軍海軍の北海艦隊隷下で、東海艦隊と共同作戦時に寧波へ配備され任務にあたることで知られています。