JAL、ローリングプラン策定 安全・安心を礎にネットワーク拡充

JAL、ローリングプラン策定 安全・安心を礎にネットワーク拡充

ニュース画像 1枚目:JAL ローリングプラン 2019
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JAL ローリングプラン 2019

日本航空(JAL)は2019年2月25日(月)、「2017~2020年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2019」を策定しました。中期計画を現況にあわせ修正したもので、特に飲酒事案の多発による事業改善命令の反省を反映し、「安全・安心の再構築」に向け組織風土・人財育成を含めた本質的な改革を早急に取り組み、サービスの向上と社会への貢献を果たし、「信頼回復と企業価値の向上」を図ります。

中期経営計画で掲げるテーマ「挑戦、そして成長へ」は、中期経営計画の最終年度となる2020年度への準備と、長期目標の「グランドデザイン」を見据えた取り組みを加速します。中でも、2019年度と2020年度の重点ポイントはネットワークの磨き上げとしており、2020年度に予定されている首都圏空港の機能強化に向けた確実な準備を展開します。また、自社運航だけでなく、提携パートナーの拡大を通じ、2017年には343都市、2018年には402都市と着実にネットワークを広げており、2020年度中に「世界主要500都市への乗り入れ」の早期実現を目指します。

フルサービスキャリア事業の磨き上げ、新たに立ち上げた中長距離LCC事業による新たなマーケットの創出、国内含む短距離LCC領域はジェットスター・ジャパンや春秋航空日本などのパートナーと連携を深め、多様なニーズに応える旅客事業のポートフォリオを構築します。

旅客事業では、すべての旅客にストレスフリーな環境の実現を目指し、2020年度には利用者を待たせない「Fast Travel」に加え、保安体制の強化、生産効率の向上を図り、「スマート空港」の実現をめざします。

事業領域の拡大は、航空運送事業のノウハウを活かした既存事業の拡大や航空需要を喚起する新たな事業・サービスを創造に引き続き取り組み、JALグループにないノウハウを持つパートナーとの協業を促進し、顧客基盤を活かした新たな価値を提案します。

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