エンブラエル株主総会、ボーイングとの合弁事業を承認

エンブラエル株主総会、ボーイングとの合弁事業を承認

ボーイングとエンブラエルは2019年2月26日(火)、両社の戦略的パートナーシップについて、エンブラエルの本社で開催された臨時株主総会で株主による承認が得られたと発表しました。

特別総会で、有効な投票総数の96.8%が両者の合併に賛成票を投じました。これにより、株主総会はエンブラエルの民間航空機とサービス事業からなるボーイングとの合弁事業の設立を承認しました。ボーイングは新会社の80%の株式を保有し、エンブラエルは残る20%を保有します。

この契約は、エンブラエルの民間航空機事業の100%を52.6億ドルと評価し、ボーイングの合弁事業80%への出資額は42億ドルと想定されています。

エンブラエルの株主総会では、開発が進められているKC-390多用途輸送機の新たな市場の開発や需要を獲得する合弁事業についても合意しています。提案されているボーイングとのパートナーシップの条件通りで、エンブラエルは合弁事業の51%の持分、ボーイングは残る49%をそれぞれ保有します。

エンブラエルは今回の株主総会の決議を受け、両社の相互利益を生み出し、エンブラエルとボーイングの競争力が高まるとコメントしています。

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