アイベックスエア、飲酒問題の再発防止で管理体制の整備と情報共有を徹底

アイベックスエア、飲酒問題の再発防止で管理体制の整備と情報共有を徹底

アイベックスエアラインズは2019年3月22日(金)、1月に同社で発生した運航乗務員による乗務前のアルコール検査漏れについて、国土交通省航空局へ再発防止策を報告しました。

これは1月18日(金)、仙台発伊丹着のIBEX54便、伊丹発新潟着のIBX77便に乗務した2名の運航乗務員のうち、機長が乗務前のアルコール検知器での検査を実施せずに乗務した事案です。当該機長は新潟空港到着後、アルコール検知器で検査を実施し、呼気1リットルあたりのアルコール濃度は0.00mg/lと確認されています。

再発防止策として、アルコール検査の実施方法について管理体制を整備、運航部管理職の安全統括管理者や安全管理部門への共有方法を徹底、万が一アルコール検査未実施が判明した場合の対応方法などを報告しています。会社がみずから問題点を抽出し、必要に応じて再発防止策や改善取り組みを実行する体制とし、文書による厳重注意を受けて発行した社長通達でも精神論的な注意喚起ではなく、より具体的な内容としています。

また、問題点を事前に抽出するためヒヤリハット報告を奨励し、アルコール検査での不適切事象の再発を未然に防止する対策に活かします。さらに4月1日(月)をめどに、アルコール依存やストレスに関する社員の相談、カウンセリング窓口を外部に設置する予定です。

アイベックスエアラインズでは、今回の事案に陳謝すると共に、法令遵守の徹底をはじめ、安全管理体制の強化を図り、信頼の回復に向けて取り組んでいく方針です。

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