海上保安庁、2010年の墜落事故を受けて再発防止策まとめる

海上保安庁、2010年の墜落事故を受けて再発防止策まとめる

海上保安庁は2012年5月17日、航空機安全対策検討委員会の最終報告書を発表しました。

報告書は第六管区海上保安本部広島航空基地所属MH796、ベル412EP、機体番号(レジ)「JA6796」が2010年8月18日、香川県佐柳島付近を飛行中、架空線に接触し墜落。5名が死亡した事故を受けて、独自に取り組んでいた再発防止策をまとめたもの。

海上保安庁では事故後に改めて、航空障害物の有無、航行の安全に係る情報の乗組員間の情報共有に取り組み、全航空職員にクルー・リソース・マネジメント訓練(CRM訓練)を定着させています。また、安全運航の重要性を継続的に意識付けることも重要だとしています。

運輸安全委員会では機長、副操縦士が架空線の認識を欠き、航空障害灯の視認性も低下していたと発表しています。

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