大分空港への海上交通アクセス実現可能性調査、高速船とホバークラフト案

大分空港への海上交通アクセス実現可能性調査、高速船とホバークラフト案

大分県は、大分市中心部と大分空港を結ぶ新たなアクセス手段として、海上交通を利用したアクセスの実現可能性の調査結果を発表しました。「高速船」2案と「ホーバークラフト」1案の計3案が出ており、それぞれの案での利便性や導入時の初期投資額、運航開始日、継続性について調査し、課題を洗い出しています。

高速船利用案では、船舶や主要部品が比較的安価ではあるものの、空港側に高速船発着に使用できる一定の深さがある護岸がないため、その整備に時間と経費がかかるほか、運航スピードがホーバークラフトには劣るなど、初期投資や利便性の面で課題があります。

ホーバークラフト案では、発着地は既存施設が利用可能で、インフラ整備の時間と経費は高速船より少なく、運航スピードの面でも利便性が高いとみています。しかし、ホバークラフトが国内で製造されていないため、海外からの輸入手続きや国内向けに改造が必要なうえ、部品も比較的高価で、発着周辺での音や水しぶきなどの課題があります。

今後は、この案をもとに、海外での事例も参考にしながら検討を進めていく方針です。

メニューを開く