中日本航空、ドクターヘリ操縦士の乗務前アルコール検査未実施の事案発生

中日本航空、ドクターヘリ操縦士の乗務前アルコール検査未実施の事案発生

中日本航空は2019年4月16日(火)、同社が運航するドクターヘリの操縦士がアルコール検査を失念する事案が発生したと公表しました。発生日は4月4日(木)で、飛行勤務開始時の7時30分に実施するアルコール検査が行われていませんでした。

当該操縦士は、運航待機開始時刻の8時30分から4分間経過後、検査未実施に気付き、直ちに検査を実施しました。この検査ではアルコール反応があり、手順に従い改めて2回目の検査を実施し、アルコール反応がないことを確認、ドクターヘリ運航の業務への影響はありませんでした。

中日本航空は4月1日(月)から、アルコール検査の運用が開始し、乗員への検査実施方法の周知徹底、乗員による自覚不足が検査漏れの主因とみています。これを受け、同社は引き続き原因を調査し、アルコール検査時期の社内規則での明文化、検査方法の周知徹底など再発防止策を講じ、従業員の意識向上と信頼回復に努める方針です。

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