エアバス、A330貨物機改修プログラムの契約を完了

エアバス、A330貨物機改修プログラムの契約を完了

エアバスとシンガポールのSTエアロスペース、ドイツのEADS EFWの3社は2012年5月21日、A330貨物機改修プログラムの契約を完了させたと発表しました。これは今年の2月15日にシンガポール・エアショーで交わされた覚書に基づくものです。

エアバスがマーケティングと販売を分担し、STエアロスペースがエアバスとEADS EFWの協力のもとに開発を進め、EADS EFWは改修工事の大部分を受け持ちます。

開発されるのはA330-200ベースのA330-200P2Fと、A330-300ベースのA330-300P2Fの2種類です。エアバスでは、A330-200P2Fは長距離路線や頻度の高い路線に適しており、A330-300P2Fは大きな容積を生かしてエクスプレス・サービスなどに適しているとしています。初就航は2016年を予定しています。

エアバスでは今後20年間に約2,700機の貨物機が必要となり、そのうちの半分が中型機で、900機が旅客型からの改修機と予想しています。

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