エアバスとシンガポールのSTエアロスペース、ドイツのEADS EFWの3社は2012年2月15日、シンガポール・エアショー会場で、A330貨物機改修プログラム開発の覚書を交わしました。
計画ではSTエアロスペースが、エアバスとEADS EFWの協力のもとに技術開発を進め、EADS EFWは改修工事の大部分とヨーロッパにおけるサービスを受け持ちます。2016年の路線就航を目標としています。
開発されるのはA330-200ベースのA330-200P2Fと、A330-300ベースのA330-300P2Fの2種類です。エアバスでは、A330-200P2Fは長距離路線や頻度の高い路線に適しており、A330-300P2Fは大きな容積を生かしてエクスプレス・サービスなどに適しているとしています。
エアバスでは今後20年間に約2,700機の貨物機が必要となり、そのうちの半分が中型機で、900機が旅客型からの改修機と予想しています。