インドのジェットエアウェイズはムンバイ時間の2019年4月17日(水)深夜、全ての国内線、国際線の運航を4月18日(木)から停止すると発表しました。
ジェットエアウェイズは2019年2月に、インドステイト銀行(SBI)などの債権団を対象にした債務の株式化を決定し、銀行主導で再建に取り組むことが決まっており、銀行団から最大150億ルピーの資金支援を受けると3月25日(月)に発表していました。
しかし、4月17日(水)にSBIらの債権団から、臨時資金の調達リクエストを受け付けられないとの通達を受け、燃料代また運航上重要なサービスへの資金が不足したことから、同日をもって運航を停止すると同社ウェブサイトで説明しています。
ジェットエアウェイズは、この発表が「深く悲しく、心苦しい」と前置きをしながらも、「明日は明日の風が吹く(tomorrow is another day)」と表現し、新たな希望、機会、期待を提供してくれる機会であると同時に、このような苦境の中でも顧客ファーストにコミットメントを置き続けるとコメントしています。
今後、銀行団は入札を実施し、5月10日(金)にジェットエアウェイズの買い手を見つける予定だと報道されています。