アエロセール、A320搭載の頭部装着型ディスプレーシステムを提供へ

アエロセール、A320搭載の頭部装着型ディスプレーシステムを提供へ

ニュース画像 1枚目:頭部装着型ディスプレー
© AerSale
頭部装着型ディスプレー

アメリカのアエロセール(AerSale)は2019年5月2日(木)、ユニバーサル・アビオニクスと提携したと発表しました。これを受け、両社はA320に搭載するClearVisionエンハンスト・フライト・ビジョン・システム(EFVS)を改良します。

2020年第1四半期末までにアメリカ連邦航空局(FAA)の追加型式設計承認(STC)を取得し、その後に中国民用航空局(CAAC)、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)の承認を獲得する計画です。

ユニバーサル・アビオニクスにより製造されるClearVision EFVSソリューションは、従来の固定型ヘッドアップ・ディスプレー(HUD)に代わる最新のSkyLens頭部装着型ディスプレー(HWD)を含む仕様です。このEFVSは、固定型のHUDがコクピットを分解して搭載するため数週間を要する作業と比べ、数日で搭載できることから搭載作業が大幅に少なくなります。使用時も高解像度の記号や画像を表示し、あらゆる気象条件で日中、夜間を問わず透明投影表示を実現します。

アエロセールはこれまで、自社製品向けにSTCを開発しており、ユニバーサル・アビオニクスと提携することで、高性能のClearVisionエンハンスト・フライト・ビジョン・システム(EFVS)やウエアラブルHUDソリューションの提供をめざします。

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