アシアナ航空、ファーストクラスを廃止 収益性向上と安全性を強化

アシアナ航空、ファーストクラスを廃止 収益性向上と安全性を強化

ニュース画像 1枚目:アシアナ航空が廃止するファーストスイート
© AIRBUS S.A.S.
アシアナ航空が廃止するファーストスイート

アシアナ航空は2019年5月7日(火)、収益性の向上と安全性の強化をめざした取り組みを公表しました。このうち、ファーストクラスを廃止してビジネススイートに変更するほか、7月8日(月)からハバロフスク、サハリン、デリー線の運休、整備部品とスペアエンジンの確保で年680億ウォン、日本円で約63.7億円を追加投資します。

ファーストクラスの廃止は、9月1日(日)付で新たに「ビジネススイート(Business Suite)」を導入します。ビジネススイートの利用客は、既存のファーストスイート、ファーストクラス・ラウンジを利用できます。

運賃は、既存のファーストから平均で30%から40%廉価な価格が提供される予定です。これにより、利用率を高めることを狙っていると見られます。この対象は、A380に搭載されている12席で、運航路線はソウル・仁川発着のニューヨーク・JFK、ロサンゼルス、フランクフルト線の3路線です。

路線計画では、運休を一部調整し、9月に運休を予定していた仁川発着のハバロフスク、サハリン線を7月8日(月)以降とし、さらにデリー線も運休します。当該路線の旅客には、予約の変更、全額返金、他の航空会社への振替、旅程変更の手数料無料で対応します。

安全面の強化策として、航空機の再整備、機齢20年超の機体管理の強化、整備部品への投資を拡大する方針です。さらに次世代機の導入を進め、機齢の長い機体を大幅に削減することで、信頼性を高める計画です。

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