スターフライヤーは2019年5月8日(水)、中期経営戦略「“らしさ”の追求2020」の2019年度ローリング版を策定、同日に開催した取締役会で決議しました。2015年に策定した中期経営戦略で、成長への基盤づくりを目指したフェーズ1は当初計画を大きく上回る業績を達成し、持続的成長を目指すフェーズ2も着実に進捗している状況です。
2019年度の重点取組みは、(1)基本品質の更なる向上と定着、(2)人財育成と法令や規則を遵守する企業風土の醸成、(3)地域プレゼンスのさらなる向上、(4)基幹路線の収益向上と新規路線の早期育成、さらなるネットワークの拡大、(5)顧客の心に響く経験・価値を提供、の5つです。
基本品質の更なる向上と定着は、運輸業の基本の安全、運航品質、顧客満足を高めながら、新たなオペレーション体制の定着と運用強化を通じ、運航阻害が発生時の対応力向上に取り組みます。また、2018年度に新設したおもてなしセンターの教育強化から、社員のおもてなしスキルの向上に取り組み、日本版顧客満足度指数(JCSI)の「国内航空部門」で顧客満足度11年連続第1位の獲得を目指します。
人財育成と法令や規則を遵守する企業風土の醸成では、職務を通じて成長するプロフェッショナル人財の養成と同時に、飲酒や落下物などの問題で失われた航空運送事業者への信頼回復に向けた全社員への教育、法令遵守を徹底します。また、事業を通じて各就航地に貢献し、活発な情報発信と地域の方に関心を持たれるような取り組みを継続し、地域プレゼンスの向上を目指します。
路線では、国内線の既存6路線で収益向上、国際線でも早期の定着化を図り、内際問わずネットワークの拡大を目指します。これに備え、2019年度上期には新造機でA320ceoを1機導入し、2021年度以降の機材更新や増機に備えたA320ceoの後継機種の検討を継続します。
顧客対応では、公式アプリやホームページなどの利便性向上を目指すだけでなく、空港や機内で過ごす「オントラベル」から、旅行前後の「オフトラベル」まで分かりやすく、シームレスな顧客体験を提供する環境整備にも取り組みます。