投資会社オネックスがウェストジェットを買収 取引総額は約50億加ドル

カナダのウェストジェットは2019年5月13日(月)、カナダを拠点とする投資会社オネックス(Onex)がウェストジェット株を購入、大株主になると発表しました。

全ての発行済み株式を1株あたり31カナダドルの値段で買収し、その後は上場を廃止し、プライベートカンパニーとして経営されますが、業界をリードする顧客エクスペリエンスと従業員へのコミットメントは継続します。取引総額は、引受債務を含め、約50億カナダドル、日本円で約4,100億円超となります。

ウェストジェットは1996年の初フライトから、カナダの一般旅行者により良い選択肢を提供することに焦点をあて、今回の契約はそのコミットメントを保つとし、オネックスの航空宇宙業界における経験や、好意的な従業員関係、長期的な方向性がウェストジェットの理想的なパートナーであると、創業者であるクリーブ・ベドー会長はコメントしています。

この取引は、アルバータ州の事業会社法に基づく取り決めに従い、裁判所や株主の承認、カナダ運輸法に基づく承認、規制当局の承認などを経て、2019年後半または2020年初頭に完了する予定です。