エアバスとスカンジナビア航空、ハイブリッド電気航空機の要件調査へ

エアバスとスカンジナビア航空、ハイブリッド電気航空機の要件調査へ

ニュース画像 1枚目:ハイブリッド電気航空機 イメージ
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ハイブリッド電気航空機 イメージ

エアバスとスカンジナビア航空(SAS)は2019年5月22日(水)、ハイブリッドと電気航空機のエコシステムやインフラ要件の調査について覚書に署名しました。持続可能な次世代航空機の要件を確立する取り組みで、2019年6月に開始、2020年末まで実施します。このプロジェクトを通じて大規模商用ハイブリッド電気航空機の導入に向けた知識や理解を深めます。

この提携は、SASとエアバスがハイブリッドと電気航空機を商用機として大規模に導入する際、その運用や施設面での創出される様々な可能性と課題について知識を積み重ね、共同研究を進めるプロジェクトです。研究は、空港の地上施設への影響、影響範囲、リソース、時間、稼働率と課金について分析します。

SASは長年、温暖化の要因となる炭素排出量の削減に取り組み、持続可能な飛行の実現に向けた対応を進めてきました。 SASは、2030年までに炭素排出量の25%削減を目標としています。これは、主に保有機材の近代化とバイオ燃料の使用量を増加することで達成します。エアバスと提携した電気航空機は、現在の技術を超えた次のステップの取り組みと位置づけています。

エアバスとSASはゼロエミッションの実現に向け、ハイブリッド推進機構を搭載する航空機の可能性とそのエコシステムについて、それぞれの専門知識を活かしながら、プロジェクトを進めます。

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