デルタ、A330-900neo初号機を受領 シアトル発着アジア路線へ

デルタ、A330-900neo初号機を受領 シアトル発着アジア路線へ

ニュース画像 1枚目:デルタ航空に納入されたA330neo初号機
© DELTA AIR LINES / AIRBUS
デルタ航空に納入されたA330neo初号機

デルタ航空は2019年5月23日(木)、初のA330-900neoを受領し、DL9941便としてトゥールーズから大西洋を横断し、アトランタのデルタ・テクニカルオペレーションセンターへフェリーしました。機体記号(レジ)「N401DZ」として登録され、デルタ航空の社内管理番号のシップナンバーは「3401」です。アトランタでは、定期便への投入を前に、管理、整備作業が実施されます。

フェリーフライトでは、合成パラフィンケロシンと呼ぶ開発中のジェット燃料を搭載しており、デルタ航空とエアバスは今後、同様の燃料を利用した取り組みを継続的に進めます。

長距離国際線への投入は、7月1日(月)から、シアトル発着の上海線に投入する計画で、8月1日(木)からソウル・仁川線、8月31日(土)から成田線にこの機材を投入する予定です。

A330neoは4クラス制を採用しており、デルタワンスイートが29席、デルタプレミアムセレクトが28席、デルタコンフォートプラス、メインキャビンをあわせ224席です。各シートにはLEDのアンビエント照明や、メモリフォームクッション、ワイヤレス機内エンターテインメントシステムが搭載され、現行のA330より広いオーバーヘッドビンを搭載するなど、利用者の快適性が高められた機材です。

この機種で、現在ライン投入されている767-300ERの古い機齢を更新していく予定で、デルタ航空は合計でA330-900neoを35機、購入する計画です。

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