三菱重工航空エンジン(MHIAEL)は2019年5月29日(水)、キャセイパシフィック航空が運航する貨物機、747-400ERFに搭載されているPW4000エンジンの修理・整備(MRO)を受託する契約を締結しました。MHIAELは今後5年間、キャセイパシフィックのエンジンを対象としたMROを通じ、運航をサポートします。
MHIAELは、1993年にPW4000エンジンのMRO事業を開始し、これまで700基超の同型エンジンとそのモジュールの整備を実施しています。今回の契約は、MHIAELの技術力、長年のエンジン整備の実績が評価されたもので、MHIAELは航空エンジンMRO事業での重要なマイルストーンであると評価しています。
PW4000エンジンはプラット&ホイットニーの高バイパス比エンジンで、エアバス製の機材ではA300、A310、A330、ボーイング製の機材では747、767、777など、現在でも数多くの航空機に搭載されています。MHIAELはこのエンジンのプログラムパートナーとして、燃焼器や低圧タービン部位の部品製造も担当しています。