奈良県、滑走路を併設する大規模広域防災拠点の整備を補正予算に計上

奈良県、滑走路を併設する大規模広域防災拠点の整備を補正予算に計上

ニュース画像 1枚目:大規模広域防災拠点の整備
© 奈良県
大規模広域防災拠点の整備

奈良県は2019年6月13日(木)、定例県議会に補正予算案を提出し、五條市のプレディアゴルフ場を中心とするエリアに広域防災拠点を設ける大規模広域防災拠点の整備に2,500万円を計上しました。

南海トラフ巨大地震などを想定し、大規模広域防災拠点として2,000メートル級の滑走路を備えた施設です。防災拠点は以前から構想しており、平成30年7月豪雨の他県での被害を踏まえた奈良県緊急防災大綱を2019年5月に取りまとめ、その中でも改めて施設の必要性が指摘されています。

この広域防災拠点は、給油、夜間駐機スペースに加え、消防学校などの併設も検討されています。南海トラフなど大規模災害発生の直後、陸上交通が寸断された状態でも、比較的災害に強い空路による人員、物資輸送が可能で、消防や防災ヘリコプターに加え、他県からの緊急消防援助隊、自衛隊機などの広域航空応援部隊の受入体制の整備が必要とされています。

この施設は、奈良県が具体的に施設整備などを進めながら、三重、和歌山の両県も運用面で協力することで2018年7月に3県の知事が合意しています。すでに奈良、三重、和歌山はドクターヘリの相互応援協定で連携しています。

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