防衛省統合幕僚監部は2019年7月26日(金)、2019年度1四半期の緊急発進(スクランブル)の実施状況を発表しました。
公表された資料によると、2019年度1四半期のスクランブル発進は246回で、前年同期の271回から25回減となりました。推定を含むスクランブル発進の内訳は、中国機に対して179回と全体の約73パーセント(%)、ロシア機が65回で約26%、その他が約1%でした。
地域別では、北海道を所管する北部航空方面隊が41回、中部航空方面隊が10回、西部方面航空隊が33回、南西諸島を所管する南西航空混成団が162回の緊急発進を実施しました。
2019年度1四半期の特徴として、中国機に対する緊急発進回数は増加、ロシア機に対する緊急発進回数は減少しており、特異な飛行は6回でした。また、推定を含む中国機とロシア機は戦闘機に対しての緊急発進が、多く実施されています。