ヘリコプターチャーターや遊覧サービス、エアモビリティの交通プラットフォームを開発するAirXは2019年8月、近鉄ベンチャーパートナーズとマネックスベンチャーズなどを引受先として、シリーズAラウンドで総額およそ1.3億円の第三者割当増資を実施したと発表しました。
AirXは、遊休ヘリと着陸地の独自データベースに基づき、国内唯一のヘリ手配オンデマンドシステム「AIROS(エアロス)」を構築しています。同社は、関東から全国へ運航エリア拡大に加え、航空会社と連携した在庫拡充、エンジニアなどの人材採用が必要であるとして、出資を受けました。
AirXは、高価で利用者が一部に限られているヘリコプターによる小型航空機の移動について、テクノロジーを駆使して現実的な価格を実現し、中距離の移動に最適な選択肢の提供をめざしています。3月には、近鉄ベンチャーパートナーズと事業連携を発表し、関西での運航エリア拡大や、観光地などでヘリポート設置を検討しています。
AirXは今後、日本の航空産業のポテンシャルを解放し、ヘリコプターやeVTOLなど、「空飛ぶクルマ」を自由に利用できる世界を構築していく方針です。