南紀白浜エアポートなど、花火大会で渋滞対策 効果あったが課題も残る

南紀白浜エアポートなど、花火大会で渋滞対策 効果あったが課題も残る

ニュース画像 1枚目:横断幕による紀勢自動車道への案内
© 南紀白浜エアポート / オリエンタルコンサルタンツ / 白浜町
横断幕による紀勢自動車道への案内

南紀白浜エアポートと業務提携するオリエンタルコンサルタンツ、白浜町は2019年8月7日(水)、7月30日(火)に実施した「白浜花火フェスティバル」での「渋滞ゼロに向けた大作戦」の実施結果速報を発表しました。

花火大会当日、「白浜町へ向かう観光交通」対策として、紀勢自動車道に横断幕を掲出し紀勢自動車道南紀白浜ICの利用を促進したほか、フラワーライン上に南紀白浜ICから旧滑走路臨時駐車場への案内看板を設置しました。また、ウェブサイトでは県道33号線とフラワーラインの道路状況に関する情報を提供しました。

「白浜町に入ってからの観光交通」対策では、南紀白浜空港に臨時駐車場を設け、案内看板で誘導、カーナビで臨時駐車場の満空情報も表示しました。

さらに、「花火大会終了後の帰宅交通」対策では、旧滑走路臨時駐車場で花火大会終了後の帰宅時間分散を促す掲示板を設置したほか、利用者に帰宅時間分散のお願いチラシを封入したティッシュを配布しました。

この結果、来街時はほとんど渋滞が見られませんでした。約640台が旧滑走路臨時駐車場を利用しましたが、熟練された交通誘導員を配置したことで、入庫時の渋滞発生や駐車場内での大きな混乱は見られませんでした。帰宅時は、御幸通りと県道31号線と33号線の一部区間で混雑がみられたものの、おおむね1時間程度で解消されました。

旧滑走路臨時駐車場で実施したアンケートでは、高速道路利用者の約7割が南紀白浜インターチェンジを利用し、3割から4割がウェブサイトや案内看板を見て旧滑走路臨時駐車場の情報を得たと回答しています。

いっぽう、ウェブサイトで交通情報を提供するライブカメラへのアクセスが集中し、17時から19時30分ごろまでウェブサイトが一時閉鎖となったことや、旧滑走路臨時駐車場での電光掲示板の情報提供がわかりづらいなどの課題が明らかとなりました。

この結果を踏まえ、8月10日(土)に開催される「白浜花火大会」では、万全を期して交通渋滞対策に臨むとしています。

期日: 2019/07/30
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