ORC、大阪航空局に改善措置を提出 コンプライアンス教育などを実施

ORC、大阪航空局に改善措置を提出 コンプライアンス教育などを実施

ニュース画像 1枚目:オリエンタルエアブリッジ イメージ
© オリエンタルエアブリッジ
オリエンタルエアブリッジ イメージ

オリエンタルエアブリッジ(ORC)は2019年8月5日(月)、事業改善勧告と警告書に対する改善措置を大阪航空局長に提出しました。

ORCはDHC-8-200の機体記号(レジ)「JA801B」の整備を巡り、エンジンの不適切な整備と整備規程に基づかないエンジン交換を実施し、飛行させました。この事案を受け航空局は、改善措置の文書提出を求めていました。

これによるとORCは対策として、全役職員に対するコンプライアンス教育訓練の実施や、コンプライアンス委員会の新設など、安全意識の再徹底とコンプライアンス教育を実施します。また、安全管理体制の再構築として、安全統括管理者の職務と機能強化や、安全管理規程の見直し、安全管理システムに関する社員教育の充実を実施します。

このほか、運航整備の確認業務の重層化によるエラー防止体制の構築、部門長や技術部門と現場整備士間のコミュニケーション改善の業務見直しに加え、ORC独自の対策として、整備士へのベーシックマナーに関する教育、整備部門と他部門の相互理解の促進に取り組んでいます。

ORCは、「航空事業に対する信頼を失墜させたことに対し、心より深くお詫び申し上げます」と陳謝し、法令、規程遵守と安全意識の再徹底、安全管理体制の再構築と整備規程に基づく適切な整備業務を実施できるよう、改善対策を遂行する方針です。

この記事に関連するニュース
メニューを開く